15日、東京都では新たに729人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。一日の感染確認が700人を超えるのは2月4日以来です。

 15日の東京・渋谷。「感染確認が729人」という問い掛けに、20代の女性は「地元に帰りたいと思ってたんですけど、ちょっと帰れないかなと・・・残念です」、60代の男性は「なるべくして、なったんでしょうね。増えるのは当然ですよね。気が緩んでいると思います」と答えました。

■小池知事「可能な限り東京へは来ないで」

 15日に開かれた東京都のモニタリング会議では、専門家は感染拡大が続く現状に強い危機感を示しました。

 国立国際医療研究センターの大曲貴夫医師は「第3波より急速に感染が拡大し、波が大きくなる可能性がある」と話しました。

 会議を終えた小池百合子知事が強調したのは、人の移動の抑制です。

 小池知事は「通勤含めて都外にお住まいの(医療従事者ら)エッセンシャルワーカー以外は、可能な限り東京へは来ないで頂きたい」と、いつも以上に強い言葉で訴えました。

■“都外”通勤者からは戸惑いの声が・・・

 これまで以上の強い要請に、都外から通勤している人は、困惑の声を上げました。

 埼玉から通勤する20代のシステムエンジニアは「一応、テレワークはあるんですけど、週に何回か出勤しないと仕事が回らないので。現場じゃないと触れない端末があって、結構セキュリティー固いので、来るしかない」と話します。

 神奈川から通勤する50代のIT関係の人は「まだ紙でやってる文化もあったりとか、一部ハンコとかもあったり、業務を変えるなり、何かしないと出勤になっちゃう」と話します。

 また、神奈川から通勤する40代の印刷関係の人は「うちの会社はテレワークを緊急事態宣言の時はやってたので、それに合わせてやるのかなって感じはあります」と話していました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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