将棋の8大タイトルの一つ・王将を獲得し、史上最年少で5冠となった藤井聡太新王将が新潟県佐渡市を訪れ、市民との交流を楽しみました。

【藤井聡太 五冠】
「私は今回、佐渡島を訪れるのは初めてですが、皆様に温かく迎えていただき、とてもうれしく思っています」

25日から2日間、佐渡市を訪れた藤井聡太五冠。

佐渡市では王将戦第7局が予定されていましたが、藤井五冠が4連勝したことで開催されず、代わりに『囲む会』が企画されました。

王将戦七番勝負を振り返るなか、話題が対局中のお昼ご飯に及ぶと…

【藤井聡太 五冠】
「王将戦だと、たしか前日にメニューをいただいて決めるということだったと思う」

【杉本昌隆 八段】
「前日だと当日になって気が変わるとか」

【藤井聡太 五冠】
「そういうところも読みが問われている(笑)」

また、質問コーナーでは対局同様、目を閉じて熟考する姿が見られました。

【藤井聡太 五冠】
Q.夢や目標が自らに与えてくれる力について
「達成可能な目標を一回ずつ立てていって、一つずつクリアしていることが大きな目標に取り組むモチベーションになると思う」

イベントの最後に行われた抽選会で、藤井五冠のサインを手に入れた子どもは…

【サインが当たった子ども】
「家宝にします」

一方、この前日に開かれた祝賀会では、鬼太鼓の迫力に戸惑いの表情も。

また、佐渡市内で行われた将棋大会の優勝者を表彰するなど、交流を楽しみました。

【日本将棋連盟 佐渡支部 光村克己 幹事長】
「佐渡の将棋界もどんどん広がっていくと思う」

藤井五冠の滞在は佐渡・将棋界の財産となったようです。

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