新型コロナウイルス。熊本県内では29日新たに500人の感染が確認されました。また、熊本県はオミクロン株の一種で、感染力が強いとされる『BA.2』の感染者が県内で初めて確認されたと発表しました。
【木村敬副知事】
「熊本県で初めて、いわゆる『BA.2』と言われるオミクロン株の変異株が発見されましたので…」
熊本県によりますと、3月10日から16日までに県内で新型コロナへの感染が確認された患者のうち48人の検体を県の保健環境科学研究所でゲノム解析。
その結果、28日オミクロン株の一種である『BA.2』に2人が感染していることが確認されたということです。
2人は山鹿市の50代の女性と菊池市の10代の男性で、発熱の症状がありましたが、いずれも軽症で、すでに回復。
また、2人に海外や県外への滞在歴はなく感染経路も不明で、いわゆる「市中感染」とみられています。
『BA.2』は従来のオミクロン株よりも感染力が強いとされていて、熊本でも置き換わりが進むと考えられています。
【木村敬副知事】
「感染は再拡大の兆しが見えるということは事実だと思います」
木村副知事は「『BA.2』はオミクロン株の一種でこれまでの対策や3回目のワクチン接種は有効」とした上で、基本的な感染防止対策の徹底を県民に呼びかけました。
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