「まん延防止措置」の適用範囲をさらに拡大するか協議します。菅総理大臣と関係閣僚らによる会談が15日午後から官邸で行われています。
首都圏は一気にモードが変わってきました。
国立国際医療研究センター・大曲貴夫国際感染症センター長:「4週間後、ゴールデンウィーク後になるが、2.07倍の一日あたり約980人の新規陽性者が発生することになる。爆発的な感染拡大の厳重な警戒が必要」
15日の感染者数は2月以来の700人越え。“爆発的感染”は始まったのでしょうか。人流抑制のため、異例のお願いが出されました。
15日午後から菅総理と関係閣僚らによる会談が始まり、まん延防止等重点措置の適用について話し合われているものとみられます。
東京都・小池知事:「通勤含めて都外お住まいの方。エッセンシャルワーカー以外は可能な限り、東京へ来ないで頂きたい」
小池知事はエッセンシャルワーカー以外は都内へ来ないよう近隣3県に呼び掛けました。15日に確認された感染者は729人です。700人を超えたのは2月4日以来、約2カ月半ぶりです。
東京都・小池知事:「人流は首都圏内で大体300万人と言われている。この方々の出勤抑制は3県知事と連携を取りながら進めていきたい」
その近隣の県も、まん延防止等重点措置へ動き出しています。14日に242人の感染が確認された神奈川県。15日午後に対策本部会議が行われ、要請に向けて準備に入るとしています。
埼玉県も対策本部会議を開き、要請に向けて動くとみられます。
一方、千葉県は対応が分かれそうです。
千葉県・熊谷知事:「きのうまでの感染状況においては要請をする段階ではないと思っている。しかし、非常にギリギリの状況」
今月に入って感染者数が100人前後を行き来する千葉県。ただ、午後9時までの時短要請は延長する方針です。
政府は、その自治体の対策に目を光らせています。
政府高官:「知事からの『要請』があれば『まん延防止措置』を検討するが、やるからには『時短営業』の深掘りなど厳しい対策を打ってもらう」
飲食店には、すでに影響が出ていました。漁港から仕入れる新鮮な魚が売りの店は横浜市内有数の繁華街「野毛」に位置するため、まん延防止措置が適用されれば「時短要請」は避けられそうにありません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

WACOCA: People, Life, Style.