スタジオには津波工学などが専門の常葉大学・阿部郁男教授にお越しいただきました。今回の地震はどのようにして起きたのでしょうか?
<常葉大学 阿部郁男教授>「今回地震が起きた宮城県沖や福島県沖はマグニチュード6クラスの地震が頻繁に起きている場所で、去年の2月にも今回の南側の同じような場所で津波を発生させるような地震が起きています。今回はM7.4の地震だったが、その2分前にもM6.1の地震が起きている。2分前の地震が引き金となってM7.4の地震が起きている。一般的に前震と言われる地震が起きたと思う」
前震は、よくあることなのでしょうか?
<常葉大学 阿部郁男教授>「2011年の東日本大震災では、本震の2日前に前震が起きているし、また、2016年の熊本地震でもM7.3の地震が起きる2日前にM6.5の前震が起きた。前震は2日前なのか、2分前なのか、もっと前から起きるのかは、実際に地震が起きてみたいとわからない。静岡では南海トラフの巨大地震が心配されているが、今回のように引き金を引くような比較的大きな地震が起きた時、気象庁が「臨時情報」を発表して日頃からの備えの確認を呼びかけることになる」
今回の地震では津波も観測されました。宮城県の石巻港で30cm、仙台港で20cm、福島県の相馬で20cmでした。この津波をどう見れば良いですか?
<常葉大学 阿部郁男教授>「今回の地震は沈み込むプレート内のやや深い場所で起きていて、東日本大震災のような巨大な津波を引き起こすような地震ではなかった考えられる。プレート内で起きる地震では、2009年に静岡県内で震度6弱を観測した駿河湾内で起きた地震も同じようなプレート内の地震だった。この駿河湾の地震でも津波は発生したが、断層のずれで起きる津波は数cmと考えられたが、実際に観測された津波は焼津では60cm、御前崎でも30cmくらいで、なぜ予想より大きくなったのかは、地震で海底地すべりで津波が起きたと考えられている。海底地すべりによって発生する津波は、気象庁の津波警報では対応しきれないのが問題」
今回の地震による南海トラフ地震への影響は?
<常葉大学 阿部郁男教授>「今回の地震は違うプレートで起きているので、直接の影響はないと考えられている」
#おれんじ #オレンジ6 3月17日放送
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