◆小寒(しょうかん)
寒さが最も厳しくなる前の時期
新暦1月6日~20日頃
◆
寒修行 ~小寒の自然~
小寒は「寒の入り」と呼ばれ、この日から節分までの三十日間(寒の内)は、一年で最も寒さが厳しい頃といわれます。
昔から人々は、この時期に、寒稽古や寒中水泳などの耐寒行事を行ってきました。自らを極限状態まで追い込み、心身を鍛練すれば、迷いや煩悩から解放され、前途が開けると考えられていたのです。
京都の聖護院では、学僧の修行を目的に「寒中托鉢」が行われます。山伏たちが法螺貝を吹きながら家々をまわり、家内安全や無病息災を祈る慣わしで、京都の冬の風物詩にもなっています。
七草粥 ~小寒の暮らし~
古来より日本には、年の初めに若菜を摘む「若菜摘み」の慣わしがありました。
凍てつく大地から芽生える若菜には神の力が宿っていて、これを食せば、厳しい冬も無病息災で過ごせると信じられていたのです。やがて、若菜を食べて立身出世を願う中国の風習と結びつき、正月七日の朝に「春の七草」(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)を入れた「七草粥」を食べる風習が生まれました。
七草粥は、青菜が不足する冬場の重要な栄養補給であり、正月のご馳走で疲れた胃腸を整える効用もありました。
Present by 京福電気鉄道(株)(制作2011年1月)
前の節気-冬至 http://youtu.be/d0jmeG8A2rk
次の節気-大寒 http://youtu.be/yLTYEW5l7tM
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