昨年12月に双方合意のもとでギリシャのPAOKとの契約を解除した香川真司選手は、32歳となり現役引退が囁かれる中、ベルギーのシント・トロイデンに移籍することが決定しました。1月11日、香川選手本人がオンライン会見に臨み、その意気込みを語りました。
全盛期の香川選手は手を付けられないほどに躍動し、ドルトムント、マンチェスターユナイテッドでプレーし、日本代表として10番を背負ってプレーしました。若干21歳の若さでドルトムントへと移籍した彼は、怒涛のゴールラッシュでドルトムントを優勝へと導き、「天才・日本のメッシ」としてメディアからも注目され、時代を牽引してきた選手です。
そんな香川選手も現在、32歳。軽やかなプレーで時代を彩った天才的なプレーは、全盛期と比べると確かに見劣りはするものの、あの輝かしいプレーを見たことがある人なら、「もう一度あの姿をみたい!」と期待せずにはいられないでしょう。
◆シント=トロイデンが香川選手の獲得を決めた2つの理由
シントトロイデンは香川真司選手の獲得を決めた際、新加入記者会見を開き、その中でシント=トロイデンの立石敬之CEOが獲得理由を説明しました。経験豊富な元日本代表MFに対し、“二つの役割”を期待していると言います。
1つめは経験豊富な香川選手に「ゲームを支配する」という新たな役割を期待したいとのことだった。立石CEOは次のように語っています。
(立石CEO)
「彼を獲得する際にどのクラブもきっと、彼の昔のイメージを持って獲得するところがありました。全盛期はそれくらいの大きなインパクトをヨーロッパでも与えたと思うが、私どもが監督と相談した結果、彼に新たな役割を期待したいと思っています。もちろん攻撃的なタスクを中心として担ってもらいたいという中でも、彼にはボールにたくさん触れながらゲームを落ち着かせたり、コントロールしたりというところの新しい香川真司を作っていこうと思っています。それがSTVVの強化につながるんじゃないかという話をさせて頂きました」
香川選手自身もプレーの幅を広げることについて前向きな姿勢を見せていました。
(香川)
「チームが変われば、監督が変われば、サッカーは常々変わるし、求められるものも変化する。新しいチーム、監督のもとで変化、進化していきたい。自分自身もそのチャレンジを必要としているし、監督と話した中で非常に魅力的だと感じた。それが自分を大きく成長させてくれるし、今の自分に必要だなと感じた。新たなポジションで自分自身を築いて行ける」
香川選手に求める2つめの役割は「若い選手たちに背中を見せる」ということです。シント=トロイデンは、選手たちがヨーロッパのビッグクラブに渡る前のステップアップのステージとして、多くの若手選手を獲得していますが、彼らは技術や才能・若さといったスターになりうる要素を十分に備えているものの、足りないのは「経験」や「身近に世界最高峰の選手がいない」ということでした。立石CEOは次のように語っています。
(立石CEO)
「若い選手たちがヨーロッパの舞台で最初にステップアップするチームだとしても、彼の経験がそういった若い選手たちにとってもピッチの中でも外でもいい影響を及ぼしてくれるんじゃないかと考えている。ヨーロッパと一括りに言ってもいろんな国があるが、サッカーだけしていればいいじゃないかというところでもないと思うので、彼が若い選手の成長にいろんなものを与えてくれるという期待がある」
香川選手もそれに関して次のように述べています。
(香川)
「経験の中で伝えられるものもあると思うので、みんなでシェアして、一体感を持って、チームが上に行くために進んでいきたい。そこはストロングポイントとして感じている」
また、香川選手は自分自身が若手選手に与える影響だけでなく、さらに自分自身ももっと高みを目指して、若手選手からの刺激を自身の成長につなげていく考えを見せていました。
(香川)
「僕も初めて同じチームでヨーロッパで日本人選手とプレーするので、非常に新鮮だし、非常にワクワクしている。彼らは若いし、強い野心を持ってチャレンジしているので、僕もそうであったように、そういった選手と切磋琢磨しながら、教えるよりも得られるものがたくさんある。」と述べ、更なる飛躍を誓いました。
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