新規感染者が2日連続で過去最多を更新した大阪府では、学校の部活動について、原則休止するよう呼び掛けました。
■「緊急事態宣言」要請は19日以降に判断
14日、新たに1130人の感染が確認され、2日連続で過去最多を更新しました。また、重症者は239人で、確保してある重症病床の数を上回りました。
大阪府は、このペースで感染が続くと、来月4日には、最大427人の重症者が出ると推定しています。
吉村洋文知事は14日、「『まん延防止措置』の効果が不十分であれば、直ちに『緊急事態宣言』を要請したい。その時には、より強い内容の対策が必要になると思っている」と話し、「まん延防止等重点措置」の適用から2週間が経つ19日以降に、その効果を見極めたうえで、政府に「緊急事態宣言」を要請するか判断する考えです。
■学校の感染対策強化・・・部活は原則休止へ
14日夜に開かれた緊急の対策本部会議では、学校における感染対策の強化が打ち出されました。
吉村知事は「部活動については、様々なクラスターも発生し、10代の感染、特に変異株では広がりを見せていますので、部活動については原則休止をお願いします」と話しました。
府内のすべての小中学校や高校などに対し、学校でのクラブ活動について、原則休止とするよう呼び掛けたのです。
小中高の授業については「教育活動は非常に重要」として、平常授業を継続しつつ、不安を感じて登校しない子どもにはオンラインで学習支援を行うとしています。
■大学生は「感染拡大が抑えられるなら・・・」
一方、大学に関して、吉村知事は「大学につきましては、原則オンライン授業。このまん延防止期間中は、原則オンライン授業でお願いしたいと思う」と話しました。
「まん延防止措置」の適用期間である5月5日まで、オンライン授業の実施を求めました。
府内の大学に通う女性は「一つの教室に40人ぐらいは入るので、密かなとは思います。食堂も満席だったりするので、怖いなみたいな感じはある。オンラインになることによって、大学での感染拡大が抑えられるなら、私はそれが良いと思います」と話していました。
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