花畑牧場, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=211489 / CC BY SA 3.0

#北海道の牧場
#北海道の企業
#中札内村
#アップフロントグループ
#1992年設立の企業
花畑牧場

株式会社花畑牧場(はなばたけぼくじょう)とは、1992年(平成4年)に設立され、北海道河西郡中札内村に本社を置く、牧場経営・食品の製造販売などをする企業である。

タレントの田中義剛が代表取締役社長を務め、生キャラメルの製造販売事業で成長を遂げた。経営する牧場は本店所在地と同じ場所にあり、十勝地方の観光地の一つとなっている。

食品事業では、北海道内外で、花畑牧場ブランドの生キャラメルやアイスクリーム・チーズ・プリン・菓子パン等を販売するショップや、イートイン出来るカフェなどをオープンしている。また、販売されている商品のすべてが花畑牧場内で生産されている訳ではなく、他の企業へ製造委託されているものもある。

通信・ネット販売に力を入れており、通信販売専門チャンネルであるQVCでも田中本人が出演し、さまざまな「花畑牧場」ブランドの商品を不定期に紹介、販売している。インターネットでの販売も積極的に行っており、楽天市場やYahoo!ショッピングにも出店している。

取引銀行はりそな銀行とみずほ銀行である。
1992年(平成4年)の開業当初はジャージー牛が1頭いるだけだった。このため税務署から「牧場をやっているのかペットを飼っているのかはっきりしてほしい」との指摘を受けたと、「チューボーですよ!」(TBS系)に出演した際に田中本人が語っている。

当時は空港などで販売されている北海道みやげとして「白い恋人」「マルセイバターサンド」「ロイズの生チョコ」などの菓子類が全体の9割以上を占めており、他の業者が入り込む余地は殆ど無い状態であった。花畑牧場の製品も例に漏れず、営業活動は続けていたものの、なかなか販売スペースの確保に結びつかず苦しい経営が続いていた。
2007年に石屋製菓の白い恋人賞味期限先延ばし問題が発覚。当然、白い恋人は空港のみやげ売り場から撤去され、スペースが大幅に空いた。そこに販売開始して間もない花畑牧場の生キャラメルを置けることになった。前年より新しいご当地みやげとして生キャラメルが注目され始めていたことに加え、田中の知名度と宣伝活動もあって各メディアで取り上げたことが追い風となり、大ヒットにつながった。

2009年(平成21年)2月、夕張市・石炭の歴史村内にある旧サイクリングターミナル「黄色いリボン」の競争入札に参加し、同施設を3400万円で落札した。同施設では夕張メロンの果汁入り生キャラメルの生産をしており、地元の高齢者を中心に正社員50名、合計で約300名を雇用した。同施設は4月20日オープンし、売店・レストランも併設された。さらに、同月には 宮崎県知事(当時)東国原英夫からの誘致に応える形で宮崎県にも進出。宮崎県では、宮崎マンゴーを主原料とした生キャラメル「生キャラメルマンゴー」を販売する。なお「生キャラメルマンゴー」の生産は自社では行わず、同県の食品加工会社・米良食品に製造を委託する。

ソフトクリームなど一部商品については東京交通会館内の北海道どさんこプラザ有楽町店などで以前から販売を行っていたが、2009年(平成21年)2月に東京・青山に「ホエー豚亭」を出店し、正式に東京に進出した。また同年4月には南青山に「花畑牧場カフェ 生キャラメル&アイスクリーム」をオープン。ホットキャラメルを冷たいアイスクリームにかけた「ホットキャラメル・アイスクリーム」を看板商品として掲げ、以降、渋谷・銀座などにも都内8カ所で直営店をオープンさせた。しかし、同年秋になって竹下通り店、渋谷店、青山店、銀座店(ホエー豚亭)の4店舗は他店との統廃合という形で閉店して合理化を図っている。同年11月には六本木ヒルズ店をオープンしたものの一時期の生キャラメルブームが去ってからは手探りの経営が続いている。

花畑牧場内生キャラメル製造工場など建物3棟(第1工房、第2工房、飲食店「ホエー豚亭」)で、建築基準法違反が見つかり、2009年6月3日付文書で北海道から是正指導を受け、2009年7月1日までに是正計画書を提出するよう求められた。防火壁や非常用照明装置の未設置、排煙設備の不足、廊下幅や天井の高さの不足 など。

生キャラメルを製造していた札幌工場が2009年8月31日での一時閉鎖。また従業員中、派遣社員300人については契約を更新しない旨が北海道新聞によって報じられた。

2010年(平成22年)4月10日、経営戦略を見直し、商品の多様化を進めると発表。第1弾商品として、ポテトチップス…

WACOCA: People, Life, Style.