この歴史的名シーンはアングルだった。なぜアントニオ猪木vs前田日明のシングルマッチは中止になったのか？

前田日明は昨今の発言で、猪木ｖｓ藤原戦の試合後、猪木にハイキックを入れたシーンについて、こんな事実を明かしている。
「猪木さんｖｓ藤原さんの試合の後、俺、猪木さんを蹴ったでしょ? あれ、猪木さんから、試合が終わったら、俺の胸を蹴ってこい。と言われてたんだよね。でも、俺はそれまでにムカついていたから、なんで胸を蹴らなあかんねん。と思って、思いっきり、アゴを狙って蹴ってやった。ところが猪木さん、その瞬間飛んだんだよ。俺の考えてることが瞬時にわかったんだろうね。蹴りのポイントがずれて、首に当たることになった。さすがに修羅場をくぐってるだけのことはあるなあと思いましたよ。あそこで猪木さんが本当に倒れて動けなくなったら、それはそれで新しいアングルができるじゃん。それが本当のプロレスでしょ。
猪木さんもそれをヨシとするタイプなんで。」

あの歴史に残る名シーンは
前田が、胸を蹴るはずのアングルを破って、本気で猪木のアゴを狙ったものであったのだ。