ガソリン価格の値上がりが止まりません。
まもなくお盆を迎える中、今後のガソリン価格の見通しは…。
中田 和樹 記者:「ガソリン価格は徐々に値上がりが続き、こちらの店では現在、157円で販売しています」
札幌市内のガソリンの平均小売価格は、4月下旬に140円台中盤を記録した後、6月上旬まで同じ価格帯で推移していました。
しかし、6月後半に一気に7円上昇し150円台に…その後も徐々に値上がりが続き、市内の高い所では160円で販売されている所もあります。
8月11日午後、満タンで8000円以上給油した客がいました。
消費者:「いつもだと6000円とかで済むので重なると辛い。ちょっとでも安い所を探して入れるようにはしてますけど、絶対に使わなきゃいけない」
札幌市中央区のこの店では、7月15日にスタッフによる給油を157円に…。セルフサービスは155円の価格に値上げせざるを得ませんでした。
ガソリンの値上がり、その原因は?
北海道エネルギー 明杖 孝之さん:「世界的な新型コロナウイルス収束の兆しを受け、経済活動が活発に。その部分で原油価格が高止まりという形になっている」
コロナ禍1年目の2020年の同じ時期は、外出自粛などを背景に134円だったガソリン価格。
しかし、2021年は23円も値上がり…。
例年、お盆時期は価格競争で値下がりするといいますが、2021年はその動きはなく、石油情報センターによりますと新型コロナウイルスの収束が見通せなくなり、今後の価格は当面、不透明だという事です。

WACOCA: People, Life, Style.