連日大雪が続く新潟県。こうした中、スキー場では一部活気がみられています。

新型コロナウイルスの影響で県外スキー客の減少が続く中でも、北京オリンピックの県勢の活躍などがスキー熱を高めているようです。

南魚沼市の石打丸山スキー場。

ゲレンデにとっては恵みの雪が降り積もる中、多くのスキーヤーやスノーボーダーが訪れていました。

このスキー場の売りの一つが、国際大会の基準も満たすという大型のハーフパイプです。

ハーフパイプと言えば、2月20日まで開かれていた北京オリンピック。

スノーボード男子で村上市出身・平野歩夢選手が悲願の金メダルを。

また女子で妙高市出身の冨田せな選手が、この種目日本女子初のメダルとなる銅メダルを獲得し、快挙が続きました。

新潟県勢の活躍に沸いた余韻が残る中、こちらのハーフパイプでは地元のクラブの子どもたちなどが時折転倒しながらも、果敢に挑む姿が見られました。

やはりオリンピックには釘付けになっていたようです。

【子どもたちは…】
「感動したとしか言えない。歩夢選手の滑りを見て、自分ももっと頑張らなければと思った」
「オリンピックに出るために頑張る」

スキー場関係者によりますと、新型コロナウイルスの影響で客足が遠のいていたものの、オリンピック期間中から県内を中心に訪れる人の数が増え、ハーフパイプ利用者も例年の同じ時期と比べ3割ほど多いといいます。

【モンスターパイプ管理組合 南雲武士組合長】
「まん延防止措置が出て大変だが、お客様自体は先週あたりから入ってきている。オリンピック効果なのか新たに始める人が結構出てきている」

このハーフパイプは利用登録すれば誰でも挑戦できるということで、スノーボード歴3年の記者も挑戦。平野選手のようにとはいきませんが…

【記者リポート】
「普段とは違ったゲレンデを楽しむことができるので、ヘルメットなど安全装備をしたうえで楽しむのもおすすめです」

選手たちの挑戦する姿に沸いたオリンピック。その熱気は、まだ冷めやらないようです。

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