当初、2月20日までが期限だった県内への「まん延防止等重点措置」は3月6日まで延長されました。感染対策を徹底しつつ、あと2週間を乗り越えようと、家族連れも飲食店も様々な工夫をしています。
2月20日の日曜日、静岡市内の公園では家族連れが密を避けて遊んでいました。
<公園にいた人>「あまり人が集まるようなところは避けるようにしてます。(まん延防止が)明けても明けなくても気にしなきゃいけないところは変わらない」「感染力が高いので、小学校でも心配があるので、延長してもらって良かったかなと思います」「6年生ありがとうの会があったんですけど、オンラインになりました」「密集しちゃうから体育館で出来なくて、直接感謝を伝えられないからそれは悲しいねって」「これだけ流行っているのでしょうがないのかなと思ってます。ただ飲食店の方がまた大変な思いをしてしまうのが残念だなと思います。外のこういう公園だったら来やすいですけど、やっぱり飲食店は行き辛いなと」
営業時間の短縮要請など、厳しい経営環境が続くのが飲食店です。
<店のスタッフ>「おはようございます」
20日朝8時、まん延防止措置を受けて休業中の沼津市の飲食店に多くのスタッフが集まっていました。作っていたのはテイクアウトのお弁当です。
<あした葉グループ 望月大樹代表>「実際に料理を作ってというのは、まん防に入ってからはないので、久しぶりの勤務ですね」
特製豚バラ焼肉&から揚げ弁当はこのボリュームで1000円です。望月さんは沼津や三島で複数の飲食店を経営しています。しかし、1つの店を除き、3月6日まで休業しています。20日は従業員の雇用を守り、休業中でも店の味を伝えたいという思いからイベントで弁当を販売することにしました。
<あした葉グループ 望月大樹代表>「昼間のお弁当で、少しでもうちのお店の味を食べられるような状態が作れたらいいなと思っています。まずはやれることをやりながら、まん延防止を防いでいくしかないかなと思っています」
<飲食店店主>「すべて三島野菜を使っています」
お弁当を作る飲食店を応援する動きも広がっています。20日、三島市のJAの直売所には東部地区の12店の飲食店が作った弁当が並びました。地元・三島の野菜が使われていて、生産者が規格外の野菜を安く提供しました。まん延防止の期間をみんなで乗り切ろうとしています。
<お弁当を買った人>「お弁当を出してもらって、頑張ってもらったら、応援したいなというのはあります」
<CAFE&BAR日家 鈴木敏也さん>「コロナだからみんな大変ですけど、こうやってお客様がいっぱい来てくれるということは、まだまだ可能性が飲食もあるので、真面目に頑張ります」
三島の野菜を使ったお弁当の販売は、場所を変えて次の日曜日も行われます。
#おれんじ #オレンジ6 2月21日放送
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