新型コロナウイルス感染症についての重要なお知らせです。
皆さんご承知のように、現在は伊賀上野城をオレンジ色にライトアップしています。1月21日から三重県にまん延防止等重点措置が適用され、感染拡大防止の注意喚起のため黄色からオレンジ色に変更しました。しかしこのオレンジ色は、今限りなく赤に近いオレンジであるとご理解いただきたいと思います。
近隣府県では愛知県、岐阜県、京都府、大阪府、和歌山県、兵庫県にまん延防止等重点措置が適用されています。
2月9日に新たに確認された感染者数は全国で97,833人でした。東京都では18,287人、大阪府では15,264人の新規感染者が報告されています。
伊賀市についても憂慮すべき状況になっています。
これまで、ひと月に報告された感染者数で最も多かったのは、昨年8月の278人とお伝えしてきました。当時これは大変だと思っていたんですが、年が明けた1月には504人が報告され、さらに、2月についてはまだ上旬ですが、すでに412人の方が感染しています。急速な感染拡大であり、大変懸念される状況です。
県が取りまとめた直近6週間の年齢別患者発生状況・感染経路別患者発生状況から、最近の傾向をお知らせしたいと思います。1月中旬以降の年齢別発生状況では、20才未満の感染者がおよそ3分の1を占めていて、若い人の感染が大変多くなっている状況です。また、高齢者施設のクラスター発生もあり、60歳以上の高齢者の感染が増加しています。そして、感染経路別では飲食店由来が減少している一方、家族からの感染が徐々に増えてきていて、現在50%を超えています。
こうしたことから、家庭内感染を避けるため、家庭の中で基礎疾患がある家族がいる、あるいは高齢の家族がいらっしゃる場合は、家庭内においてもマスクの着用・手指消毒など、しっかりと気を付けていただきたいと思います。
こうした状況を受け、三重県に適用されているまん延防止等重点措置は3月6日(日)まで延長されることになりました。引き続き、三重県全域が重点措置区域となります。
県からは、県民の皆さんへ次のように呼びかけています。
・可能な限り不織布のマスクを着用
・換気、手指消毒など基本的な感染防止対策の徹底
・「マスク会食」「黙食」の徹底
・飲食店へ営業時間の変更を要請した時間以降、みだりに出入りしない
・体調に少しでも異変があれば、外出を控え、早期に受診
・無症状でも感染の不安がある場合は、検査を受検
・県境を越える移動は生活に必要な場合を除き避ける
・外出する場合は混雑する時間・場所を避ける
・同一グループの同一テーブルでの会食は4人以下
 県境を越える移動をしないという点では、伊賀市は定住自立圏域及びいこか連携で近隣市町村と生活圏を共有していますのでご理解ください。
また、重点措置区域における飲食店へのお願いです。
・「あんしん みえリア」認証店(①か②のどちらかを選択)
①時短要請午後9時まで・酒類の提供可能
②時短要請午後8時まで・酒類の提供禁止
・「あんしん みえリア」非認証店
・時短要請午後8時まで・酒類の提供禁止
もし、感染が心配であるとか、帰省も含めた旅行をお考えの人は、PCR無料検査等が市内薬局などで行われていますのでお問い合わせください。また、2月15日から市が連携した新型コロナ検査センターが大山田農村環境改善センターに開設されますので、Webで予約の上ご利用ください。
3回目のワクチン接種についてもご心配いただいているかと思います。伊賀市に住民票がある2回目のワクチン接種完了者のうち、3回目接種日時点で18歳以上の人を対象に、順次接種券を発送しています。国の接種スケジュールが前倒しになったことから、2回目を接種してから6カ月以上経過した人が対象になります。
接種券が入った水色の封筒がお手元に届きますので、同封のチラシに記載の医療機関に接種の予約をしてください。
ワクチンに関する三重県の相談窓口をご紹介します。
【新型コロナウイルスワクチン副反応相談窓口(副反応の質問や相談)】
電話:059-224-3326(24時間受付・土日祝も対応)
※対応言語:日本語、英語、中国語、韓国、ポルトガル語、スペイン語
【新型コロナウイルスワクチン接種ホットライン(副反応以外のワクチン接種全般)】
電話:059-224-2825(午前9時~午後9時・土日祝も対応)
まん延防止等重点措置期間が延長されたことを受け、市は引き続き次のような取り組みを行います。
冒頭にお伝えした通り、伊賀上野城をオレンジ色でライトアップします。さらに、銀座通り入口アーチへの横断幕掲示、上野市駅への啓発看板設置、コミュニティバスにんまるのバスマスクなどで注意を喚起していきたいと思います。また、学校施設貸し出しの新規予約を停止します。
感染しないため、また感染を広げないために、感染リスクが高まる次の5つの場面にご注意ください。
【場面1 飲酒を伴う懇親会等】
大声、回し飲み、箸の共用により感染リスクが高まります。
【場面2 大人数や長時間に及ぶ飲食】
大人数・長時間での飲食は、飛沫の感染リスクが高まります。
「マスク会食」「黙食」を実践してください。
【場面3 マスクなしでの会話】
飛沫感染リスクが高まります。車中でも気をつけてください。
【場面4 狭い空間での共同生活】
長時間、閉鎖空間が共有されることで感染リスクが高まります。
【場面5 居場所の切り替わり】
休憩時間などに休憩室や喫煙ルームに行くなど、
気の緩みや環境の変化が感染リスクになります。
十分注意していても、新型コロナウイルス感染症にかかったかもしれない、発熱や咳など心配な症状が出たということもあるかもしれません。そういうときには、まずかかりつけ医など身近な医療機関に電話で相談してください。かかりつけ医がいない場合、または夜間や休診日などには、受診・相談センターに相談をしていただき、案内された医療機関で受診いただくようお願いします。
【受診・相談センター(土日祝も対応)】
・午前9時~午後9時:伊賀保健所 電話0595-24-8050
・午後9時~午前9時:三重県救急医療情報センター 電話059-229-1199
こうして第6波が猛威を振るう中、一番大事なことは、皆さん一人ひとりがそれぞれ自分自身を守るということ、そして、家族の中でもしっかりと感染防止をするということです。
この困難な時期を、みんなで一丸となって乗り切っていきましょう。
2022(令和4)年2月10日
伊賀市長 岡本 栄
 
						
			
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