アメリカ・ペンシルベニア州に住むゴードンさんは障害者介護施設で働いていました。
しかし新型コロナのワクチン接種をめぐって・・・

(ブランディ・マンサー・ゴードンさん)
「1回目の接種の2日後ぐらいから首と肩に痛みを感じるようになりました。それで会社に(ワクチン接種に)不快感と不信感があること、2回目の接種は受けないことを伝えました。すると、私は30日間の停職処分を受けました。この30日間で私はワクチンを接種するか、退職するかの選択を迫られました」

ワクチンの接種を拒否したことで職場を去ることになったのです。

(ブランディ・マンサー・ゴードンさん)
「私はおびえました。シングルマザーなので仕事を失うのは恐怖でしかありませんでした。普通なら10年から20年くらいかけて開発されるワクチンが9か月で完成しました。全員接種しましょうというのはちょっとおかしいと思います。長期的な体への影響はあるのかなどまだなにもわかっていません」

施設の運営者からは「副反応について責任を負わない」とも言われたといいます。

(ブランディ・マンサー・ゴードンさん)
「怒りは感じます。(ワクチン)接種は個人の意思に委ねられるべきで彼らは私たちの自由を奪っています」

接種を受けるか受けないかの選択で被った不利益。
こうした中、世界ではワクチン接種を証明する「ワクチンパスポート」の導入が議論されています。

アメリカではニューヨーク州で実用化された一方で、テキサス州ではアボット知事が「ワクチンパスポート」の利用を禁じると発表しました。

(アメリカ・テキサス州 アボット知事)
「ワクチン接種は自主的に行うものであり決して強制するものではない。政府は住民に対して接種の証明を要求したり個人情報を公開すべきではない」

連邦政府もワクチンパスポートの導入を否定。
アメリカでは「個人の自由を侵害する」という意見も少なくないのです。

一方、イスラエルは世界に先駆けて2月に運用を開始しました。

(ジムの利用者)
「最高だよ、これ(筋トレ)が本当に足りなかった、グリーンパスさえあれば幸せだ」

ジムの受付で客が提示する「グリーンパス」と呼ばれるQRコードは紙でも発行され、ジムの他にも飲食店やスポーツ・音楽などのイベントにも入場可能になります。

(観客)
「グリーンパス無しでも入れるイベントには行きたくありません。(グリーンパスを)持っていない人は信用できません」

EUでは域内での自由な移動を促進するために「ワクチンパスポート」の導入に向けた計画を発表。

韓国でもワクチン接種済みであることを海外で証明できる「ワクチンパスポート」を導入する方針です。

日本でも「ワクチンパスポート」をめぐる議論が始まっています。

河野大臣は海外渡航の際など国際的に必要な状況になれば検討せざるを得ない、とする一方で・・・

(“ワクチン接種担当”河野大臣)
「ワクチンを打ってない方を排除するような、不利益になるようなことは避けていただきたいと思っております」

こうした中で始まった医療従事者へのワクチン接種。

(介護施設の看護課長)
「この先を考えれば打つべきだと思っています。職場の中ではやっぱり悩んでいる職員もかなり多いとは感じています」

静岡県の介護施設で管理職を務める看護師は、部下に接種を勧めることに対して葛藤を抱えています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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