3月3日の桃の節句を前に、宮城県丸森町の「斎理屋敷」では収蔵されているひな人形などの展示会が開かれています。

丸森町の「斎理屋敷」は江戸時代後期から昭和の初めにかけて栄えた豪商の屋敷です。ここに収蔵されているひな人形などを展示する「斎理の雛まつり」が2月から始まりました。
会場となっている40畳の大広間にひな壇が組まれ、「享保びな」や「古今びな」をはじめ、100体ほどの人形が展示されています。
また、武者人形なども並べられていて、子供が喜ぶものや縁起物などをひな人形と一緒に飾るのが斎理屋敷に伝わる飾り方だということです。

斎理屋敷番頭 伊藤淳さん
「子供たちが健やかに育つということもある。新型コロナの早期収束などの願いを込めてもらえれば」

ひと足早い春を感じさせる斎理の雛まつりは、休館日の月曜日を除く3月27日まで開かれています。

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