警視庁捜査1課長に龍 一文新課長就任 オウム・菊地直子容疑者らも「検挙したい」

都内で起きた殺人事件など凶悪犯罪の捜査指揮を執る、警視庁捜査1課長に龍 一文新課長が就任し、会見を行った。
龍新捜査1課長は「事件を1件でも多く解決していきたいと思っていますので、皆様のご協力よろしくお願いします」と語った。
また、オウム事件で特別手配中の菊地直子容疑者らについても、「検挙したい」と意気込みを語った。
(2012/02/10 17:54)

凶悪犯罪の指揮をとる 新捜査一課長が就任
2012年2月10日
警視庁で殺人など凶悪犯罪の捜査の指揮をとる捜査1課長が新しく就任し、記者会見で抱負などを述べました。
龍課長は「被害者やその家族の無念さ、痛みを常に心に秘め、思いを込める捜査をスピーディに展開していきたい」と話します。
68代目となる龍一文捜査一課長は鹿児島県奄美大島出身の53歳。
町田警察署の副署長、鑑識課長を経て来週月曜日付けで殺人など凶悪犯罪の捜査を行う捜査一課長に就任します。
趣味は読書で、柔道は高校時代にインタハイに出場した腕前の持ち主です。
龍課長は「刑事魂あふれる捜査一課員と職人魂あふれる鑑識課員をはじめとした科学捜査部門との連携を強化しひるまず、
あきらめず、工夫をこらしながら一件でも多く検挙していきたい」と話します。
龍課長は「まず動く、現場を見る」をモットーに「都民に不安を与える連続犯を特に力を入れて検挙していく」と抱負を述べました。
http://www.mxtv.co.jp/mxnews/news/201202107.html

ひと:龍一文さん 警視庁捜査1課長に就任する
初めて捜査1課に勤務した04年の夏、殺人事件の遺族に言われた「私たちの無念は晴れません」という言葉を忘れたことがない。
事件は、東京都足立区の小学校で警備員をしていた男が、同校の女性教諭を「26年前に殺害した」と自首。
遺体も男の元自宅から見つかったが、時効が成立していたため逮捕できず、捜査責任者として遺族に事情を説明した。
あれから7年半。1300万人が暮らす首都・東京で、殺人や誘拐などの凶悪犯罪を担当する捜査1課のトップに13日就く。
就任会見で、真っ先に「被害者や遺族の無念さ、痛みを心に留めて捜査したい」と語り、口を真一文字に結んだ。
DNA型や指紋、防犯カメラ映像分析などの科学捜査が進歩するなか、直前まで2年近く鑑識課長を務めた。
「義理と人情」に加え、最新の捜査手法を活用することを目指す。
出身は、鹿児島県の奄美大島。高校まで島で過ごしたが、「得意の柔道を続けながら大都会で働きたい」と警視庁警察官を志した。
郷土に伝わる薩摩隼人(はやと)の心意気である「泣こかい、跳ぼかい、泣こよっかひっ跳べ」が信念だ。
崖に立って泣くか跳ぶか悩むぐらいなら思い切って跳んでしまえ、と物事に立ち向かう姿勢を示しているという。
世田谷一家4人殺人事件(00年)など未解決事件も多い。「とにかくまず現場。動かないやつが一番ダメ」。
決意を込めた鋭い眼光で、400人以上の課員を率いる。【内橋寿明】
【略歴】りゅう・かずふみ 77年、警視庁入庁。
北沢署長などを歴任。
全国高校総体にも出場した柔道の得意技は背負い投げ。
妻と1男1女。
53歳。
毎日新聞 2012年2月11日 1時30分
http://mainichi.jp/select/opinion/hito/news/20120211k0000m070125000c.html

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