週末に行われた将棋の王将戦第2局。藤井聡太竜王が連勝し、史上最年少での「五冠達成」に、また一歩前進しました
藤井竜王が、渡辺明 王将に挑む、王将戦の七番勝負。
第2局は、1月22日(土)・23日(日)の2日間にわたり、大阪の高槻市で行われました。
対局1日目では“藤井竜王の新たな記録”が生まれました。
相手陣に歩を打ち込んだ52手目。この1手に藤井竜王が費やした時間は、実に2時間28分。デビュー以来、最も長い“大長考”となりました。
その後、対局はテンポよく進み、ともに1時間以上の持ち時間を残す中、98手で渡辺王将を投了に追い込み、藤井竜王が完勝しました。
対局後、長考したことについて聞かれた藤井竜王は…
「(大長考した)『8八歩』、(次の)『3六角』というのは、ちょっと自信が持てなかった。本譜で勝負しようかなと思いました」(藤井竜王)
既に人気の「はにたん最中」 藤井効果でさらに
対局と並んで注目される「おやつ」では、高槻市のマスコットキャラクター、埴輪の「はにたん」をかたどった、「はにたん最中」をチョイスした藤井竜王。
地元和菓子店で去年10月から販売するも、人気殺到で年末に一度販売を停止。先週、販売を再開したばかりでした。
しかし“藤井効果”で再び生産が追い付かない状況だということです。
第3局は今週末「あまりスコアは意識しない方がいいと思う」
4勝した方がタイトルを獲得する七番勝負で先に2勝し、「最年少五冠」の記録更新まで、あと2勝と迫る藤井竜王。
「あまりスコアは意識しない方がいいなとも思いますし、来週から第3局があるので、それに向けて、しっかり準備できればと思います」(藤井竜王)
王将戦で恒例となっている「勝者の写真」では、赤と白の衣装に丸眼鏡の、大坂名物「くいだおれ太郎」に扮した藤井竜王。
藤井竜王が、このままの勢いで突き進むのか?渡辺王将が巻き返すか?
第3局は、1月29日(土)・30日(日)に、栃木県大田原市で開催されます。
(1月24日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)

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