岩手県は1月23日、県内での新型コロナウイルスの感染の急拡大を受け県独自の緊急事態宣言を発表した。
今回で2回目となる県の緊急事態宣言を街の人はどう受け止めているのか。
年明けから客が減っている飲食店からは補償を求める声が上がっている。
24日、日中の盛岡市大通では、人出は普段と変わらない様子だが、県独自の緊急事態宣言を受けて対策を徹底する声が聞かれた。
夫婦は…
「飲み屋さんや食べ物屋さんもなかなか行く機会も無くなると思う」
親子連れは…
「公園に行くとか、開けていない所とか人が集まる場所は避けようかなと思う」
一方で疑問視する声も…
学生は…
「皆さんの気が抜けている感じがある。効力はだんだん無くなっていると思う」
街の人は…
「(患者は)全然少ないと思う、この辺は。岩手は(宣言は)出なくていいと思う」
盛岡市大通のイタリアンバルGranod´oro。
年末には帰省客で賑わったが年明けから患者が増えたことで1月は夜の客の数が一桁の日もあるという。
今回の宣言では時短要請はないが客足が戻らない状況から県には補償を求めている。
Granod´oro 岡元聡オーナーシェフ
「県で宣言を出すのであれば、時短営業とか酒類の提供禁止とかして補償が出た方が飲食店としては助かる」
客足が戻ったかと思えばまた離れていく状況の繰り返しに、店の経営状況も圧迫されている。
Granod´oro 岡元聡オーナーシェフ
「借金だけ増えていく。2店舗あるので1店舗を閉めようかとも考えている。少しは落ち着いてくれれば良いと思う」
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