■ニュースの概要■ 2022年1月8日、韓国・中央日報が伝えたところによると、韓国の新型コロナ感染・検査体制が「無選別・大量検査方式」から「日本方式」に変更されることが分かった。これまでの韓国では、新型コロナ症状の有無に関わらず、希望者全員が無料でPCR検査を受けることができた。だがこの無選別・大量検査方式は、時間、税金、人材の無駄遣いであるとの批判があった。また現在、韓国の新型コロナ感染者のうち、オミクロン株が占める割合は8.8%であるが、デルタ株より感染力が格段に強いため、1~2月中にオミクロン株が優勢になり、3月には1日当たりの新規感染者は2万人、集中治療者は2000人に達するリスクがある見通しだ。感染者が急増した場合、過去2年間行われてきたK-防疫の基本方針、無選別・大量検査方式ではもはや対応不可能となることが予想される。1月7日、韓国・中央災害安全対策本部のイ・ギイル第1統制官は「感染の可能性が高い場合にのみPCR検査を実施する」と、検査方針を変更することを発表した。すなわち有症状者、濃厚接触者に限りPCR検査を実施する、いわゆる「日本方式」の採用を決めたのだ。ただし韓国独自の方針で、まず簡易抗原検査など市販のキットを購入して自己診断を行い、陽性であった場合には、国民は国のPCR検査を受けられるようにする。なお、韓国で市販されている迅速抗原検査キットは偽陰性率(陽性であるのに陰性の誤判定が出る確率)が17~40%程度と極めて高く不正確であり、使用者が混乱したり、陽性者の把握が困難であるなど、むしろ問題点の方が多い可能性が高い。ソウル市ボラメ病院感染内科のパン・ジファン教授は「無症状の先制検査にPCRを動員する、これまでの検査方式には問題があった」「オミクロン株が広がれば、1日当たり100~200万人に無制限に検査はできないため、検査システムを変える必要があるだろう」と説明した。
引用・参考:https://www.joongang.co.kr/article/25039129
https://newsis.com/view/?id=NISX20220107_0001716646
https://www.dongascience.com/news/view/51567
■ニュースに対する韓国の反応■ こうした報道が大手ポータルサイト・ネイバーに掲載されると、韓国国民から以下のような反応が見られました。「日本政府のPCR検査は有料になったとかデマを流したり、新規感染者数を誤魔化しているとか、あれだけ日本の悪口を言っていたのに、結局、日本方式を採用して、日本のやり方を真似るんだね」「文在寅はK-防疫を自画自賛していたけど、早くその看板を下ろすべきです」「今になって精度が落ちる自己診断キットに切り替える理由は何か? 無料のPCR検査が急増するから対応できないって? これだから文在寅のコロナ対策は信用できないんだ」「これって、無料のPCR検査は止めて、自己検査キットで有料化するってことだよね」「私は陽性判定を受けて自宅隔離されたので、自己検査キットで4回検査したが、全部陰性判定が出ました。こんないい加減なものを政府は推奨するんですか?」「だから過度なPCR検査が、そもそも間違いだらけだったという話ですか? お願いだから症状のある患者さんたちの治療をちゃんと行って下さい」「無症状者に敢えてPCR検査を行い、多額の税金を無駄にしてきました」「韓国の検査キットはとても鼻が痛くなる。苦痛で耐え難いです。検査キットを変えてください」「なぜ我々の国では、ワクチン接種率が上がったのに、新規感染者はむしろ増えるのか? 集団免疫はどこに行った? 政府はちゃんと説明してくれ」 「これからのK-防疫は、検査も自宅、治療も自宅、全部自分でやれということだね」「K防疫の病気がちな様子を、国民が眺めています」
今回のテーマは「韓国・K-防疫、コロナ検査体制を日本方式へ変更!韓国式・無選別大量検査を断念」でした。一方、こうした記事の日本語版が掲載されると、日本のネット市民から以下のような意見が寄せられました。「どうやらK防疫とやらの崩壊が決定的となりましたね」「韓国政府は愚かなようです。軽症とされるオミクロン株の感染者に診断キットを提供することは、かえって混乱を招きかねないでしょう。韓国政府に求められているのは、病床の確保なのに」「韓国の検査キットって、ほとんど不良品であることが露呈しているから意味がないです」「自宅検査で一度でも陰性と出たら、韓国の人たちなら積極的に外を出歩いて、ウイルスを拡散させることでしょう」「素人に無責任な自己検査をさせて、それで何かあったら検査キットが悪いとなり、新たな被害者ビジネスが始まるということだな」さて、韓国のK-防疫の行き当たりばったり、迷走はまだまだ続きそうです。なお韓国で「K-」と付くものは、不正な手法が使われていたり、失敗に終わったものが多いようです。以上、甘井香織がナビゲートいたしました。みなさんは、どう感じられましたか?
引用・参考:https://news.naver.com/main/read.naver?m_view=1&oid=025&aid=0003165097
https://news.naver.com/main/read.naver?m_view=1&oid=003&aid=0010932551
https://news.naver.com/main/read.naver?m_view=1&oid=584&aid=0000017391
https://news.yahoo.co.jp/articles/99e1d46130436b4b9476ae7d50fac5d7b6b6f0ed/comments
https://news.yahoo.co.jp/articles/a32302df986c40115bd81a0c2a708d4cffef0641/comments
■使用楽曲提供:
「甘茶の音楽工房」様 https://amachamusic.chagasi.com/
「ミュージックノート」様 http://www.music-note.jp/bgm/
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