『カムカムエヴリバディ』の好評ぶりとともに注目を集めているのが、脚本の藤本有紀が今から14年前の2007年に手がけた朝ドラ『ちりとてちん』だ。放送当時は朝ドラ過去最低の平均視聴率(関東のみ)が話題になったが、筆者も含めた熱狂的ファンが多い作品として知られ、DVDボックスは過去最高の売り上げを記録。朝ドラ初の「ファン感謝祭」まで開かれた。今では当たり前になった「朝ドラ受け」も、『ちりとてちん』の最終回1話前でニュースに登場した森本健成アナの一言が始まりと言われている。最近では『カムカムエヴリバディ』の第23話で、闇市に『ちりとてちん』に登場した小料理屋「寝床」の暖簾がかけられていてファンが盛り上がった。
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