国立感染症研究所は大阪や兵庫で流行している新型コロナのイギリス系統の変異ウイルスについて、感染力が従来のウイルスよりも約1.3倍強いという分析結果を発表しました。

 感染研は2月1日から先月22日までに報告された感染者について、1人が何人にウイルスをうつすかを示す実効再生産数を調べました。

 その結果、従来のウイルスが0.94だったのに対し、イギリス系統の変異ウイルスは1.23でした。

 こうした結果などから感染研は国内でイギリス系統の変異ウイルスの感染力は従来のウイルスよりも平均して1.32倍強いとしています。

 そのため、これまでの感染症対策だけでは制御できない可能性があると指摘しました。

 また、15歳から29歳の若い年齢層に感染者が多く、年代別の感染リスクが異なる可能性があるとしています。
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