鹿児島県十島村で9日、最大震度5強の強い揺れを観測する地震がありました。この付近では、ここ数日で地震が230回以上、相次いでいて、気象庁は今後の地震活動への注意を呼び掛けています。
最大震度5強を観測した悪石島。地震の「起き方」に特徴があるといいます。
トカラ列島近海では、今月4日以降、地震が頻発。震度1以上の累計は、これまでに230回を超えています。そんななか・・・。
諏訪之瀬島の住民:「グラグラって来て、おお来た!と思った瞬間、息をする瞬間ぐらいにまた来たのよ。あ!わ!来た!来た!と思って、何秒間か次が大きなやつがガタガタガタガタ。うわ~来た!って感じ」
最大規模の地震が9日に起きた。他と違う「起き方」とは、そこです。
気象庁:「大きな地震が一番最初に起きて、順番にマグニチュードも小さくなるし、発生間隔も空いてくるという、そういう起き方ではない」
諏訪之瀬島の住民:「横揺れが何秒か続いて、座っているのも怖い感じだった。すごく長かった気はする」
十島村によると、悪石島の池や遊歩道が崩れたという情報があるとのことですが、今のところ、けが人の報告はないといいます。
肥後正司村長:「一刻も早く揺れが収まることを願うのみ」
諏訪之瀬島の住民:「今回は相当、もう200回超えてるでしょ?ここだけじゃなくて、本土でもあっちこっち地震起きてるでしょ今」
専門家は、この地震が他の地域の地震を誘発することは考えにくいと断ったうえで・・・。
東海大学海洋研究所地震予知・火山津波研究部門、長尾年恭客員教授:「今後、大きな地震とか火山噴火が本州であるということは否定できない。これは中長期的には、実は日本列島というのは、これくらいの地震とか火山噴火があるのが当たり前なんですよ」
気象庁は、当面の間は同じ規模の地震に注意が必要と指摘。「当面の間」がどの程度の期間なのかは分からないとしています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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