政府が初めての「緊急事態宣言」を出して7日でちょうど1年となりますが、東京では2カ月ぶりに500人を超える555人の新型コロナウイルスの新規陽性確認がありました。大阪でも過去最多を更新する800人台後半に上る見通しで、非常事態を示す“赤信号”が再びともされます。
ピカピカの1年生たちが“晴れの門出”を迎えました。大阪市内の小学校では入学式が行われました。ただ、この状況下です。在校生は参加せず、ビデオメッセージを送りました。
その大阪、大変なことは山積みです。
吉村洋文知事:「まさに今、医療体制も非常に厳しい状況、医療非常事態宣言を出したい」
7日に行われた対策会議。「まん延防止等重点措置」に続き、「医療非常事態宣言」の発出。さらに「独自の大阪モデルでの赤信号」もともされます。
初めての緊急事態宣言が大阪府など7都府県に出され、7日でちょうど1年。1年前の7日は大阪で53人、東京で87人の感染が確認されました。
あれから1年。大阪は今月6日に過去最多の719人となり、関係者によりますと、7日も800人台後半と過去最多となる見込みです。
1年前の7日は20人だった兵庫県。こちらも過去最多となる328人の感染が確認されました。
第4波は“真っただ中”なのか、まだ“入り口”なのでしょうか。医療現場はすでに“非常事態”です。
重症病床使用率が60%を超え、非常事態宣言が出された医療現場。これまでの“第3波”とは異なる点もあります。
近畿大学病院・東田有智病院長:「かなりの確率で変異株に置き換わっている印象。重症の患者は人工呼吸器につなぐ。それが第3波と比べ長くなっている。回復が遅い、重症化している可能性は否定できない」
東京も、もちろん例外ではありません。
現在13人が入院する昭和大学病院。イギリス型が2人、由来不明といわれるE484Kが11人と全員が変異ウイルスです。
これまで個室対応となっていましたが、もうそれでは対応できません。
そこで、急がれるのが検査の拡充です。
昭和大学病院:「(違う株で)同室の対応をしていたら交わることになるので、そういうことは防がなければならない。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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