いつか、誰かがその白い肌に触れ、彼女の雪が溶けたような笑顔を見ることができるならと、想い、願う。

河合怜 – 触れる頬、雪を欺く
Ray Kawaai – Snow light
作詞作曲、編曲(Word and Music):河合怜(Ray Kawaai)
Vocal:結果(Yuika)
Illustrator:ごよちゃん(Twitter KP72832)

ふと目が覚めた
部屋に差した月明かり
夜は深いからもう一度眠ろう
迷わないように心も鮮明に描け
ただ朝を待ってる

言葉も傷つけること知らないような顔
ただ目で言って語らないのに
誰も聞いてくれないから世界でひとり
それもいいね

眺める月の青さだけこの夜に迫る陽を見た
冷たい喧騒の中で
立ち降る雪をも欺くその頬に触って
君に伝うように

諦めたくはないのに大人が邪魔になる
横に並んで困った顔
つまらないから仕方ない
これじゃ歌えない
それでいいんだ

喉につかえる痛みさえ吐き出そうと繰り返した
見つけ出した答えだから
立ち降る雪に私だけ、ただ黒に染まって
光を待ってる

心に咲いた赤い花、震えながら胸にしまった
私は一人じゃないから
眠れぬ夜をも欺くその頬に触って
君に伝うように

ただ朝を待って
深く滲んだ、か弱い強さで
いつか伝わってふと見紛うような
憂いを拭って幸せそうな君の笑顔が見たい
それだけでいい
想像力のずっと先へ

WACOCA: People, Life, Style.