愛知県瀬戸市出身の将棋の藤井聡太竜王が、5つめのタイトル獲得を目指し、王将戦の挑戦者決定リーグの対局に臨んでいます。勝つと、挑戦権獲得となります。
先週竜王のタイトルを獲得して、最年少で四冠となった藤井竜王。名実ともにトップ棋士となりました。
5つ目のタイトル獲得を目指して19日、王将戦挑戦者決定リーグで、近藤誠也七段との対局に臨んでいます。
7人の棋士によるリーグ戦で藤井竜王は、現在4勝負けなしのトップ。
1敗で追う近藤七段に勝利すると挑戦権獲得が決まり、来年1月から始まる王将戦七番勝負で渡辺明・王将に挑むことになります。
将棋の日にちなんだぴよりんが
先週、史上最年少で四冠を獲得した、藤井竜王。その3日後の17日は「将棋の日」でした。
このメモリアルな瞬間を見逃さない名古屋駅のあの店はいま。
「連日ぴよりんを求める客で行列ができるこの店ですが、期間限定で将棋の日にちなんだぴよりんが販売されています」(記者)
藤井竜王が対局で食べたおやつとして、今や全国に知れ渡った名古屋のスイーツ「ぴよりん」。
15日から販売が始まった限定品は、チョコレートで作った将棋の駒が添えられています。
並んだお客さんの中には、この場で「将棋の日・限定ぴよりん」を知った人も…。
「私は歩が欲しい。一歩ずつ地道に行けたらいいなと思って、人生を」(購入客)
今回の特別バージョンを考案した人がいます。
10歳のころから将棋を始めたという矢崎さん。将棋歴は30年以上のベテランで、藤井四冠への思いもひとしおです。
「まさか豊島さんから4連勝でとるとは思ってはいなくて非常に驚きました。4連勝したら、ちょうど四冠の直後の販売になって話題をふりまくかもしれないと思っていたが、まさかまさかです」(ジェイアール東海フードサービス矢崎勇夫課長)
「将棋の日ぴよりん」。チョコでできた将棋の駒は「王将」をはじめ、8種類を用意する熱の入れようでした。さらに味にも深~いこだわりがあります。
「ババロアとチャイを組み合わせたもので、コーティングして駒をチョコにして、ぴよりんの前に添えました」(ジェイアール東海フードサービス矢崎勇夫課長)
チャイとは、インドなどで飲まれているミルクティーです。チャイと将棋との関連とは。
「将棋がインド発祥なので、発祥のインドのチャイと将棋、ぴよりんをうまく融合できないかというところで、将棋の日ぴよりんができました」(ジェイアール東海フードサービス矢崎勇夫課長)
まさに将棋の歴史を垣間見る特別なぴよりん。果たしてその味は?
「紅茶の香りが口いっぱいに広がって矢崎さんの将棋への愛が伝わってきます」(記者)
そんな将棋への愛がいっぱいな矢崎さん。いま藤井竜王にも熱い思いがいっぱいです。
「末永く第一線で活躍してもらいたいの、とファンが唸るような指し手を見せてもらいたい」(ジェイアール東海フードサービス矢崎勇夫課長)
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