寒さが増すこの季節に、心配なのがインフルエンザです。ところが2021年はワクチンの供給に遅れが出ています。今後の見通しは?
例年、冬の訪れと共にやってくるのがインフルエンザの流行です。
新型コロナウイルスとの同時感染で重症化する懸念などから、昨シーズンは過去最高となる約6684万人分のワクチンが供給され、国は接種を積極的に進めました。では、2021年は…。
道民:「通っている病院もイスに座れないくらい(ワクチン接種で)混んでいた。病院によって配布量が決まっているみたい」
インフルエンザワクチンが不足し、人が殺到しているというのです。こちらのクリニックでも。
医大前南4条内科 田中 裕士 院長:「例年よりかなり減っていて、7~8割しか入荷していない」
このクリニックでは650人ほどの予約を受け付けた時点で予約を締め切りました。
その理由はワクチンの供給そのものが減っているためだといいます。今後、例年通りの供給に戻るのでしょうか。
医大前南4条内科 田中 裕士 院長:「12月になってから少しだけ入荷があるようです。何十人かまかなえるくらい」
今後も供給不足が続く見込みだといいます。街ではこんな声も。
道民:「去年がはやらなかったので今年も同じかなと思って、打たないつもりです」
道民:「感染対策していればかからないと思っています」
昨シーズンのインフルエンザ患者は全国で約1万4000人。北海道内で報告された患者はわずか74人で、マスクの着用や手洗いなど感染対策が功を奏した形となりました。果たして2021年は?
医大前南4条内科 田中 裕士 院長:「今年は少しはやると思います。去年よりも外国から来る方が多くなると思いますし」
経済活動の再開に伴い2021年は2020年と異なり、インフルエンザが流行する可能性があるということです。
ワクチン供給が追いついていない今シーズンは、インフルエンザ対策としても引き続き感染予防が必要です。
 
						
			
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