福島県内では、多くの感染者が出た福島市、郡山市、いわき市で、いずれも12月から3回目の接種を始める方針。その他に相馬市でも始まるが、専門家にその必要性を聞いた。
相馬市新型コロナワクチン接種メディカルセンター・渋谷健司センター長:「早く打った方、それから高齢者においては3か月を過ぎたあたりからウイルスに対する効果というのは落ちてきているんです。ですからこの冬、恐らくそう遠くないうちに来るであろう第6波に向けて、今のうちに免疫を補強しなくてはいけないということで、やはり3回目はできるだけ早くやるべきだと思います。感染予防効果10倍。重症化リスクに関してその予防効果20倍ぐらい。かなり高くなると思います。国ができるだけ早く打てるように準備してワクチンを確保する。今、比較的ワクチンは余っていますので、そうしたところも含めてできるだけ早く、国が方針を出して、自治体と共にどんどん進めていくべきだと思います」
3回目の接種は2回目の接種から8カ月が経過した人を対象としている。福島市では、医療従事者や高齢者施設の職員・入所者などから始める計画で11月中旬にも接種券を発送するとしている。
一般接種は65歳以上について、2022年2月中旬から、64歳以下は2022年3月下旬から順次接種を始める予定。福島市は、接種が可能となる日の約2週間前に接種券を発送し、それぞれの予約開始時期も通知。予約の分散化を図りながら。予約システムの改良、コールセンターの体制も強化するとしている。3回目接種は基本的に病院での個別接種を予定している。
県全体には3回目接種分として、11月中にもおよそ7万6000人分のワクチンが供給される見通し。
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