新型コロナウイルスの後遺症に苦しむ兵庫県の男性が、労災の認定を受けていたことが分かりました。

 NPO法人「ひょうご労働安全衛生センター」によりますと、去年12月に兵庫県内の特別養護老人ホームで働く男性(40代)は、新型コロナウイルスに感染した利用者の濃厚接触者となり、検査をした結果、感染が分かり労災と認められました。

 男性は2か月近く療養して、職場復帰をした後も強い倦怠感や息切れなどが続き、今年4月から再び休職。労働基準監督署に申請したところ「業務で感染した新型コロナウイルスとの因果関係が認められる」などとして今年8月に改めて労災が認められました。

 (ひょうご労働安全衛生センター 西山和宏事務局長)
 「(後遺症に関して)厚生労働省もはっきりとした枠組みをまだ検討している状況なので、(後遺症の労災)認定はまだまだ珍しいのではないかなと」

 国などは後遺症についても労災の対象になるとして、労働基準監督署に相談するよう呼びかけています。

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