多くの命を奪った東日本大震災から、11日で10年。
震災により亡くなった人は、関連死を含め、およそ2万人にのぼり、今なお、2,525人の行方がわかっていない。
岩手県沿岸の中ほどにある、宮古市田老地区。
11日は日ざしに恵まれ、穏やかな祈りの1日となっている。
当時の被害を伝える施設として、宮古市が保存している「津波遺構 たろう観光ホテル」。
これまでの来館者は、およそ18万人。
11日もすでに午前中から、県外からおよそ20人が見学に訪れていた。
かつてはホテルだったこの建物は、高さ17メートルを超えるといわれる津波に襲われ、6階建ての4階まで浸水。
田老地区全体では、死者・行方不明者合わせて181人にのぼった。
東日本大震災前は、このあたり市街地だったが、現在は高台に住宅地ができ、この付近は、住宅の建設が禁止されている区域となっていることから、空き地が現在は目立っている。
一方で、高さ14.7メートルの新しい防潮堤が、3月に完成する予定で、11日は朝から工事が始められていた。
復興に向け、一歩ずつ歩みを進めている。
#東日本大震災
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