互いに「不良」の優しさを知る 有吉弘行と蛭子能収の同族意識【今週グサッときた名言珍言】(日刊ゲンダイDIGITAL) – Yahoo!ニュース
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【今週グサッときた名言珍言】 「随分、真人間になりましたね。あんな不良だったオジサンが(笑い)」(有吉弘行/テレビ朝日「有吉クイズ」10月11日放送) ◇ ◇ ◇ 有吉弘行が「会いたい人物」として対面したのは、蛭子能収(74)だった。昨年7月9日放送の「主治医が見つかる診療所」(テレビ東京)でレビー小体病とアルツハイマーの合併症であることが判明。公表後、テレビ出演がほとんどなくなってしまっていた。 以前から有吉は「ご本人とご家族がOKなら、出るっていうわけにはいかないのかね?」「蛭子さん、まだまだ働きたいだろうし。また、ご一緒したい」(テレビ朝日「マツコ&有吉 かりそめ天国」20年7月17日)と語っていた。それを有言実行した形だ。 今では麻雀もパチンコもやっていないと語り、妻と2人で自然を見てると楽しいと言う蛭子に、有吉が放った一言を今週は取り上げたい。 そもそも、蛭子が認知症を公表したのは「そういうのを秘密にするのもおかしな話だし、隠し事は好きじゃない」(NHK「あさイチ」21年9月21日)という思いからだった。もっとも、隣にいる妻からは「ギャンブルの負けた金額は少なめ申告や、言わなかったりするのは毎日あったので、隠し事は多かった」とツッコまれるのだが。 症状としてはトイレの場所を忘れたり、シャワーのどちらが水でどちらがお湯か分からなくなり混乱してしまったり、洗濯物が置いてあるのを妻が倒れているのと勘違いしてパニックになってしまったり、といったことはあったが、本人はそこまで深刻な事態とは思っていないようだ。 蛭子は「人は失敗するもの」(NHK「きょうの健康 あの人の健康法」21年10月21日)と割り切り、「自分にとってそんなにマイナスだとは思わない」「なるべく明るく生きる」ため、よく笑うように心掛けているという(同前)。 主治医からも仕事は続けた方がいいと助言され、週2本ほどのマンガ連載は続けている。「ただでお金をくれるところがあったら好きだけど、だから簡単に終わるような仕事を目指してやってます」(同前)と笑うのが、蛭子らしい。 有吉に対し「同族」意識が強かったのだろう。蛭子はたびたび自著に有吉のことを書いていた。例えば「芸能界蛭子目線」(竹書房=15年3月26日発売)では、彼の
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