福島県内の新型コロナ感染は落ち着いた状況が続いているが、感染を経験した若い世代で後遺症が問題になっている。9月まで続いた感染拡大第5波では福島県内でも一日に230人の感染が確認された。インド由来のデルタ株が急激に広まったためで、高齢者のみならず若い世代でも感染者が相次いだ。その多くが軽症や無症状だったが、国立国際医療研究センターによると感染を経験した4人に1人が半年後も後遺症に悩まされていたという。
国立国際医療研究センターでは回復した患者457人を改めて分析。結果は、男性よりも女性の方が後遺症が出やすいことが判明した。倦怠感や脱毛のほか、味覚障害は約1.6倍、嗅覚障害は約1.9倍だった。味覚と嗅覚の障害は若い人・痩せ型の人ほど出やすい傾向だった。4人に1人は半年後も後遺症が続き、11人に1人は一年後も症状が続いている。コロナによる重症化は男性・高齢者・肥満がリスク要因だったが、後遺症に特化すると女性・若年層・痩せ型ほどリスクが高まっている。福島県内の新型コロナの陽性者を世代別にみると、20代が最も多くなっている。全国で見ても同じ傾向だ。こうしたことを受け、厚生労働省は10月中に後遺症に特化した診療手引きを公表する考えだ。
福島県内では感染者数こそ少ないものの、10月22日も若年層の感染が発表された。
感染が確認されたのは白河市・福島市・郡山市それぞれ1人の計3人で、20代・10歳未満・70代と若年層の感染は止まっていない。福島県内では約1年振りに
3日連続 感染者ゼロが続いていたが、10月17日以来の感染確認となった。福島県内の病床の使用率は1.4%、入院患者は9人と2020年の8月9日以来の一桁で、新型コロナワクチンの接種率の向上に伴い感染状況は落ち着いている。
《しかし…》
相馬市 立谷秀清市長:「接種後の抗体価の減少が思ったよりも早い、12月から3回のワクチン接種を開始したい」
相馬市の調査では2度目の接種から3ヵ月後には抗体の減少が顕著になったことが分かり、相馬市では12月から3回目の接種、いわゆるブースター接種を始める。
《追加接種の有効性は?》
アメリカの製薬大手、ファイザーは開発したワクチンの追加接種について発症を防ぐ有効性が95・6%だったと発表した。2回の接種を終えた1万人以上を対象にした治験の結果で、デルタ株に対する有効性も極めて高い結果が得られた。
3回目の接種については10月21日に福島市も12月中にも医療関係者から始める考えを示している。
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