14日午後1時すぎ、衆議院が解散しました。この瞬間、すべての議員が失職。今月19日公示、31日投開票とする選挙戦がスタートしました。

 岸田文雄総理大臣が就任してから、わずか11日目の解散。さらに、解散から17日後に投開票という異例の“短期決戦”の選挙となります。

 解散総選挙といえば、話題となるのが“ネーミング”です。

 1953年、吉田茂元総理大臣の「バカヤロー解散」や、近年では小泉純一郎元総理大臣の「郵政解散」、安倍晋三元総理大臣の「アベノミクス解散」など様々。果たして、今回は・・・。

■岸田総理「未来選択選挙」

 岸田文雄総理大臣:「新型コロナで傷付いた国民、事業者の皆さんへ経済対策を届ける。すべての国民が等しく成長の果実を享受できる新しい資本主義を作る。日本の平和と安全を守り抜く、世界に貢献する外交安全保障を進める。今回の選挙は『未来選択選挙』です」

■公明党・山口氏「コロナ克服日本再生選挙」

 公明党・山口那津男代表:「次の日本を再生できるように描き出す。今度の選挙は名付ければ、『コロナ克服日本再生選挙』であります。未来の社会を担って頂くための応援をしようということで、0歳~高校3年生まで、お一人10万円の未来応援給付を訴えております」

■立憲民主党・枝野氏「逃げ恥解散」

 一方の野党側は・・・。

 立憲民主党・枝野幸男代表:「自粛だなんだと、お願いばかりで、ろくな支援も受けられずに商売を畳まざるを得えなくなった人がいます。いざという時に命と暮らしを支える、それは政治の役割じゃないですか。その役割を果たしてこなかった、その政治を皆さん続けますか?変えようではありませんか」

 枝野代表は、与党が国会で予算委員会に応じなかったことから、人気ドラマを引用し「逃げ恥解散」と名付けています。

■共産党・志位氏「政権交代解散」

 共産党・志位和夫委員長:「自公政権をこのまま続けるのか、それとも新しい政権に変えるのか。この政権の選択が、最大の争点だと。『政権交代解散』『政権交代選挙』にしていきたいというのが、私たちの考えです」

■日本維新の会・馬場氏「改革イエスかノーか解散」

 日本維新の会・馬場伸幸幹事長:「(岸田総理は)分配と成長という言葉を盛んにおっしゃいますけれども、私はそこに改革という単語が抜けていると思います。改革を行って、その果実を分配する。そして、その分配によって経済成長をして、再び改革に戻ってくる」

 そして、最後に・・・。

 日本維新の会・馬場伸幸幹事長:「『改革イエスかノーか解散』」

■国民民主党・玉木氏「自己都合解散」

 国民民主党・玉木雄一郎代表:「コロナ対策のなかで、非常に支持率の落ちた菅(前)総理を変えて、岸田総理に模様替えをして、看板を替えて戦うと。いわば『自己都合解散』かなと」

■れいわ新選組・山本氏「棄民解散」

 れいわ新選組・山本太郎代表:「今回の解散を名付けるならば『棄民解散』。民を棄てる解散だと、私たちは考えています。一刻を争うという状況になっている事業者や生活者、たくさんいらっしゃいます。ここに対して大胆に政府が下支えしていく、お金を出していくということは必要最低限。その最低限もしないというならば、これは私は民衆の敵だと思います」

■社民党・福島氏「ぼろ隠し解散」

 社民党・福島瑞穂党首:「安倍、菅政権を変えないということをそのままにしたままの解散『ぼろ隠し解散』です。逃げるな岸田総理。『ぼろ隠し解散』は許さない。生存のための政権交代を目指して、社民党は全力で頑張って参ります」

■NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で・立花氏「任期満了解散」

 NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で・立花孝志党首:「『任期満了解散』だと思っております。『任期満了』『解散』って全く相反する意味ではあるんですけど。コロナが非常に落ちついているなかでの解散ということで、そういう意味では非常に良かったと」

[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

WACOCA: People, Life, Style.