政府はこのほど、3月24日に53歳で死去した1992年バルセロナ五輪柔道男子71㌔級金メダリストの古賀稔彦氏に旭日小綬章を贈ることを決めた。
古賀 稔彦(こが・としひこ) 1967年(昭42)11月21日、佐賀県生まれ。世田谷学園から日体大に進学。88年ソウル五輪男子71キロ級では3回戦で敗退したが、92年バルセロナ五輪で同級金メダルを獲得。96年アトランタ五輪では78キロ級で銀メダル。世界選手権も3度優勝。00年4月に現役を引退。全日本女子強化コーチや日体大助手などを経て4月から環太平洋大女子柔道部総監督を務めていた。

通夜は3月28日、川崎市内の寺院で営まれ、「平成の三四郎」と称された柔道家との早過ぎる別れを関係者が惜しんだ。参列した全日本柔道連盟の山下泰裕会長は「心技体、全てが素晴らしい選手だった。柔道界を見守ってほしい」と声を詰まらせた。会場には国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長からの追悼メッセージも届けられた。また柔道総本山の講道館は、23日付で古賀さんを特別な功績を評価された人物に授与される九段に昇段させた。

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