市街地に現れた野生のシカが事務所に侵入しました。3時間にわたる大騒動の行方は・・・。
倉庫や事務所などが立ち並ぶ市街地の静かな朝が、一変しました。
13日午前6時半ごろ、長野県松本市のヤマト運輸の事務所にニホンジカの雄が入り込みました。
シカが入ったヤマト運輸のスタッフ:「(シカは)ウロチョロ、ウロチョロしてて、『こっち行きました』『あっち行きました』と言いながら、こうやっていたら、たまたまこの中(事務所)に入って行っちゃって」
追い込んでいたら、事務所の建物に「入っちゃった」というのです。
シカが入ったヤマト運輸のスタッフ:「本当、言葉がなくなるという感じですね。唖然ですね」「(Q.山からそんな近いところではない?)そうですね。本当にびっくりしちゃって夢のような感じで」
シカが「入っちゃった」事務所は、周囲に住宅街もある市街地で、山まで直線距離で3キロ以上も離れています。
通報から3時間、膠着(こうちゃく)状態が続いていた、その時。
ブルーシートに覆われたシカが、事務所から出てきました。
獣医師がシカを麻酔銃で眠らせたのでした。
体長145センチ、体重57キロの雄の成獣とみられています。
松塩筑猟友会笹賀支部・岩垂新治支部長:「『ドスン』と音がしたので、『ああ、寝たな』と思っていたら、いびきかいて寝てました。ああ、シカもいびきかくんだなと」
「入っちゃった」シカはこの後、山に帰されたそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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