岡山・香川でまん延防止等重点措置が解除されて1週間が経ちました。人の流れやまちの様子はどう変わったのか。岡山市内で取材しました。

(買い物客は)
「ちょっと増えた気はする。」
「お年寄りが増えている、特にウィークデーは。」

NTTドコモの7日の人出のデータです。JR岡山駅周辺の人出は回復していませんが、岡山市の表町商店街エリアでは、1.9%増加するなど、10月5日から3日連続で増えています。

(アサノカメラ 中塚敏生取締役)
「人出は増えている、午前中お年寄りが出てこられるようになった。」

創業約120年、商店街の人の流れを見てきたカメラの販売店です。

コロナ禍で家の片付けをして出てきた古い写真の焼き直しを頼む人。再び人気が高まっているフィルムカメラを買い求める人など、措置が解除された10月に入り客が増えたと言います。

(アサノカメラ 中塚敏生取締役)
「年末年始は撮影機会が多いし、それに向けてカメラやフィルムやカラープリントとか上り調子で、患者は減るそれがいいですね。」

一方、こちらは岡山市の居酒屋です。約1カ月半の休業を経て、10月から店を再開しました。

(咲咲 奥山幸治社長)
「緊急事態宣言やまん延防止措置でその度に解禁となってきたけど、やっぱり戻りは遅い。」

客の出足は低調ですが、予約も入り始め、3週間ほどすれば回復するのではないかと予想しています。

この店では2020年5月、売上が落ち込んだため、昼間はテイクアウトのいなりずし専門店という新しい業態を打ち出してきました。こうした経営努力を続けながら宴会が増える年末に期待をかけています。

(咲咲 奥山幸治社長)
「2020年も12月客足が遠のいたこともありますし、2カ月後どうなのか不安だができれば感染予防対策して来店してほしい。」

コロナ禍前の状態に戻るにはもう少し時間がかかりそうですが、新しい日常は確実に動き出しています。

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