4日夜、正式に発足する岸田新内閣。早くも「選挙モード」に突入です。永田町の雰囲気はどうなっているのでしょうか。国会記者会館から報告です。
(政治部・小池直子記者報告)
与党側からも「サプライズだ」「選挙カーの準備が間に合うか」など、驚きと戸惑いの声が上がっています。ただ、自民党幹部からは、早めることで「主導権を握ることができるのではないか」といった好意的な受け止めもあります。
一方、野党側からは、とにかく「乱暴だ。国会での実質的な審議を行わないうえに、さらに選挙を早められると候補者の一本化に影響が出てくる」といった焦りの声があります。
(Q.スケジュールを早めた岸田新総理の狙いは?)
元々、検討されていたのが「10月26日公示、11月7日投開票」でした。
実は、26日は秋篠宮家ご夫妻の長女・眞子様の結婚が予定されている日です。そのお祝いムードに水を差したくないというのがありました。
政権発足後1カ月は、いわゆる「ご祝儀相場」と言われ、支持率が高く出る傾向にあります。そのうえで、選挙をさらに早めるということで、野党の準備が整う前に選挙を仕掛けるという奇襲攻撃にもなります。
また、ある政権幹部からは「衆議院議員の任期が10月21日までなので、せめてその任期前に公示だけはしておく必要がある」という判断もありました。
さらに、コロナの状況です。今、新規感染数が減って落ち着いているなかで、一気に選挙を行いたいという狙いがあったといえます。
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