決選投票が濃厚となっています。自民党総裁選は29日、投開票です。

■4候補各陣営が注力「議員票の上積み」

 自民党「麻生派」・河野太郎行革担当大臣(58):「ワクチン接種の実績を見て頂いて、やはり河野太郎しかいないとなるのではないかと思う」

 党員票が締め切られた28日、4候補の各陣営が力を注いだのが、「議員票の上積み」です。

 派閥の緊急総会を開いた、岸田文雄前政調会長は・・・。

 自民党「岸田派」・岸田文雄前政調会長(64):「我々は決して派手ではありませんが、着実に多くの国民の皆さんの支持も積み上げてきた。着実に数字も伸びてきたと手応えを感じている」

 高市早苗前総務大臣は、陣営の幹部とともに、都内の神社を参拝。これに先立って、訪れたのは、自民党本部です。二階幹事長と面会しました。

 自民党「無派閥」・高市早苗前総務大臣(60):「(二階幹事長から)きょう一日、まだあるから、頑張りなさいとお言葉を頂いた」

 野田聖子幹事長代行は、陣営を集めて対策を協議しました。

 自民党「無派閥」・野田聖子幹事長代行(61):「とにかく誰が何を言おうと、1番を目指して、頑張り抜くことが、私の仕事だと思う」

■河野氏と岸田氏の“決選投票”なるか

 ANNの取材によりますと、382票ある議員票のうち、自身が率いる岸田派に加え、竹下派の7割近くから支持を得ている岸田氏が、130票に迫る勢いです。

 河野氏は、石破派と石原派の大半に加え、麻生派や二階派から半数の支持を固め120票に届きそうです。

 ただ、まだ40人の態度は不明となっています。

 議員票と同じ382票ある党員票は、河野氏がおよそ半数をとり、優勢と見られます。しかし、議員票と合わせても、過半数をとるのは難しい状況です。

 そのため、党員票で優位に立つ河野氏と、議員票で優位に立つ岸田氏との決選投票になる可能性が高まっています。

 一方、立憲民主党は、「緊急事態宣言」を解除した後も、飲食店への支援や医療体制の充実などを継続するよう政府に求めています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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