青春時代を過ごした人も多いかもしれません。“ファンシーグッズ”で一世を風靡(ふうび)した人気店が26日、閉店し、多くのファンが別れを惜しみました。
先月から突然、お客さんが急増したお店があります。
原宿の竹下通りから一本入った場所にある「サン宝石・ファンシーポケット」。
安くて可愛い、ファンシーグッズが所狭しと並びます。こちらがお店のマスコット「ほっぺちゃん」。累計961万個を売り上げる大ヒット商品です。
7歳・小学生:「ほっぺちゃん、お友達にあげる」
このファンシーショップにお客さんが殺到したのには訳が。実はこのお店、9月26日に閉店に。それを聞きつけたお客さんが駆け付けていたのです。
サン宝石・渡邊駿専務取締役:「近年、コロナの影響で売り上げが本当に伸び悩んでいた。(閉店は)致し方なくというところはあります」
雑誌に掲載された通信販売で有名になった「サン宝石」。直営店は19年前にオープン。おしゃれに目覚めた小中学生の圧倒的な支持を受け、連日、大盛況でした。
しかし、その後は、同業他社との競合で売り上げが低迷。コロナ禍がダメ押しとなり、閉店が決まりました。
39歳女性:「子どもの時に、漫画の裏のチラシで、サン宝石を知った。憧れの店だったので、今すごく色々な感情が・・・」
39歳女性:「すごくワクワクした気持ちを思い出しました」
思い出に浸るためか、一人で来た女性も。
30歳女性:「(初来店は)小学校5年生の時だったので、もう20年近くですかね。何世代に渡って愛されたのに、なくなるのは、すごく寂しいですね」
店内には「人生の半分以上、お世話になりました」「私の学生時代のすべてです!」と感謝のメッセージがあふれていました。
迎えた9月26日。別れを惜しむ、お客さんに見守られながら、お店は19年の歴史に幕を下ろしました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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