29日に迫った、自民党総裁選の投開票。コロナ禍で地方遊説などが難しいなか、各候補が力を入れているのが、SNSでの発信です。4候補はそれぞれ支持獲得に向け、どのようなネット戦略を描いているのでしょうか。

 自民党員は、日本の有権者のわずか1%にすぎません。私たちにできるのは、自民党員や自民党の国会議員がどのような人物を党の代表に据えるのか、その行方を注視すること。そんなわけで・・・。

 高市早苗氏は、デーモン閣下と2ショット。手渡されたのは、音楽事業者からの要望書です。

 デーモン閣下:「総理大臣になって・・・頂ければそれはそれで・・・。万が一、なれなくても・・・。もちろん総理大臣になって頂いて結構です」

 投票権はないとはいえ、一般の人々の目にどう映るのか。4人の候補者は、ネット戦略にも力を注いでいます。

 ツイッターで240万というダントツのフォロワー数を誇る河野氏。しかし、ブロックすることでも知られています。

 河野太郎氏:「私は堂々とブロックします」

 24日はミュージシャンのYOSHIKIさんからメッセージが・・・。

 YOSHIKIさん:「ツイッターの機能を使ってワクチンに関する対談を行いました。ワクチン担当大臣という立場が、いかに重要でいかに大変か、アメリカにいるとなおさら痛感します」

 フォロワー数6万の岸田氏は・・・。

 自民党岸田派・岸田前政調会長:「政治家は様々な批判を受け、批評も受け。様々な意見、これはできるだけ謙虚に」

 フォロワー数1万6000の野田氏も、寛容な姿勢。

 自民党無派閥・野田幹事長代行:「公人なんで、私を攻撃することで気分が晴れるなら、どうぞ」

 一方、ネット戦略の担当には、三原じゅん子氏を抜擢(ばってき)しました。ネットの動画でこんな裏話を披露しています。

 三原氏:「総裁選の裏話、どっから聞こうかなあ。派閥の縛りもなくなって」

 野田氏:「でもあるのよ、実際は。メディアがこぞって票読みしているけれど、縛っていなければ絶対読めないでしょう」

 高市氏も出馬表明後、2年8カ月ぶりにツイッターを再開し、フォロワー数は22万。

 野党も、ネット戦略を強化しています。

 これは、共産党のツイッター公式アカウント。立憲民主、社民、れいわ新選組の党首の顔が並んでいます。市民連合の呼び掛けで、衆議院選に向けた共通政策で合意したことを受け、トップページの写真をこの4ショットに切り替えました。

 それぞれの投稿には、ハッシュタグを付け、政権交代への機運を高めようという狙い。

 こちらは、全有権者が参加できる選挙です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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