秋の味覚の王様「マツタケ」。キロ単価1100万円以上で競り落とされた国産もあるなか、「幸せの国」が産地として注目されています。

 兵庫県で行われたマツタケの初競り。7000円からセリが始まると価格は、みるみるうちに100倍以上に。落札価格は、なんと過去最高額という83万円。3本70グラムで83万円の最高級マツタケとは、一体どんなものなのか・・・。

 丹波篠山「近又」・松尾健吾支配人:「こちらが、そのマツタケになります。70グラムで83万円。キロ単価にしたら1100万円を超えます!」

 国産のマツタケの価格が上がる一方、庶民の味方として海外産が人気です。

 旬の味覚が集まる豊洲市場。国産のマツタケはもちろんのこと、ブータン国旗がまぶしいブータン産も並んでいます。そう「幸せの国」ブータン産のマツタケ。

 ブータンといえば、国民総幸福量という独自の考え方を指標としている国。ブータンマツタケはヒマラヤの奥地、標高約3000メートルの地域などで収穫されていました。その特徴は・・・。

 政義青果・近藤義春代表:「国産のマツタケに近い感じの清々しい良い香りがする。色が非常に白くてきれい」

 産地が空港のすぐ近くで、他の海外産より短時間で運ばれてくるといいます。価格も国産の3分の1程で、とてもリーズナブルです。

 ブータン松茸SHOP・植山宏哉さん:「去年の1.5倍。ご家庭からの注文が増えている」

 コロナ禍の巣ごもり需要に加え、今年から国連がブータンを支援。日本の卸先の開拓などを後押ししているといいます。毎年、ブータンマツタケも提供しているミシュラン一つ星の日本料理店の主人は・・・。

 日本料理「太月」主人・望月英雄さん:「塩をしてあぶると、表面に水泡が出てくる。これが、しっかり出てくるのが良いマツタケの証拠」

 と太鼓判。素材の味を生かした焼きマツタケを頂きました。

 ブータンマツタケの収穫時期は日本より早い9月末ごろまでということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

WACOCA: People, Life, Style.

Exit mobile version