コロナ禍で不振にあえぐバーベキュー場。存続をかけて経営者が挑戦したビジネスとは。
雨でも行列が出来る人気のキッチンカー。車の中には、日本では非常に珍しい特殊な器具が。業務用冷蔵庫ほどの巨大なバーベキューグリルです。
重さ7キロの牛肉の肩バラ肉を10時間もかけて豪快にいぶした料理。アメリカ仕込みの本格的なバーベキュースタイルです。この牛肉やスペアリブ、さらには豚肉をたっぷり挟んだハンバーガーを販売。バーベキューを自粛している家族連れなどに大好評です。
店主の金子明弘さん(40)。実は移動販売は、この日が初めて。
金子明弘さん:「初回で全然ペースがつかめず、申し訳ございません」
金子さんは2年前、アメリカのバーベキュー大会に出場。直後に脱サラして多摩川の上流、東京青梅市でバーベキュー場を営んでいます。
大自然のなか、豪快に肉を堪能できるとあって、コロナ前は大盛況でした。ところが・・・。
金子明弘さん:「使わなすぎて、クモの巣張っちゃった」
緊急事態宣言の延長で閑古鳥が鳴いています。
金子明弘さん:「宣言が明けたからといって、(客が)爆発的に増える時期ではないので。来シーズン、3月4月くらいまでは、バーベキュー場としては厳しい」
店の存続をかけて挑戦したのが移動販売です。特殊なキッチンカーは自ら設計。5月にクラウド・ファンディングで資金を募り、特別注文して完成しました。
販売初日は4時間で完売。
金子明弘さん:「生き残る形を模索していくしかないので、キッチンカーの方である程度、売り上げを立てていけるように。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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