コロナ禍でペットの飼育放棄が問題になるなか、ネコだらけの、ある「お寺」が注目されています。
地域住民:「『オイ!』みたいな感じで小さい子たちを追い回しているのを目撃した」
千葉県の住宅街に小さい子を追い掛ける不審人物が出没するといいます。
被害に遭っているのは地域で暮らすネコです。
草切榮隆さん(50)はネコの保護活動をしています。この日は不審人物の情報を聞き付けてパトロールをしました。
一般社団法人こちねこ・草切榮隆代表:「棒を持って追い掛けているって?」
通行人:「前ね、背中が傷付いている子がいて。それで看板を立ててもらった」
実は草切さんは異色の経歴を持つ人物・・・。
なんと住職です。
千葉市にある、創建して640年になる「本円寺」。
このお寺では現在、26匹の保護ネコが暮らしています。なかにはこんなネコも・・・。
本円寺・草切榮隆住職:「大変だ、大変だ、ということで、そのまま預かってきた子たちです」
生後12日の子ネコ4匹は、親ネコを保護してからほどなくして生まれたといいます。
お寺でくつろぐネコたちに訪れた人たちは驚きを隠せません。
このお寺でネコの保護団体を設立してから、これまでに50匹を譲渡しているといいます。
子どものころから動物と接し、身近な命として向き合ってきた草切住職。
ネコの保護活動は僧侶の活動の一環でもあるといいます。
草切住職にはネコの保護活動を通して実現したい夢があるといいます。
本円寺・草切榮隆住職:「今、全国で空き寺がたくさんあるんですね。建物の中に保護ネコ施設。その地域に住む保護ネコ家さん、ボランティアさんが、その空き寺に集う。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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