19都道府県の「緊急事態宣言」は、今月30日までの延長期間に入りました。大阪では、パチンコ店がワクチンの接種会場になりました。パチンコ台の電飾は“大当たり”ではなく、“時間”が表示されていました。

■“まん延防止”解除 店「待ちに待った」

 「まん延防止等重点措置」が解除された山梨県。13日から営業を再開した甲府市内の居酒屋では、酒が提供できるようになりました。

 県から感染対策を講じていると認証されているため、時短営業も解除になり、午後8時以降もにぎわいました。

 「居酒屋友四郎」・志村友四郎社長:「待ちに待った。一番うれしい日ですね。毎日、耐えて耐えてつらい。毎日『やってますか』と電話がかかってきて、お断りするのが一番つらかった」

 まん延防止措置は、他に富山や愛媛など、合わせて6県で解除となっています。

 一方、東京や大阪など、19の都道府県に出されている緊急事態宣言は、今月末までの延長期間に入りました。

■パチンコ店でワクチン接種 台に“時間”

 大阪府内のパチンコ店。老若男女が集まった店内からは、にぎやかな音が聞こえてきません。

 それもそのはず、店内が近くの住民や客、従業員らに対するワクチンの職域接種会場として使われたのです。

 台の前に座った人々の間を看護師たちが巡回しながら、ワクチンを打っていきます。

 接種後の経過観察時間は、パチンコ台に表示される仕組みになっていました。

 接種を受けた男性:「パチンコ店、こんな使い方あるんや。待つことも全然無かった」
 接種を受けた女性:「病院での接種とあまり変わらない。打ち終えられて、ホッとしてます」

■“ワクチンカー”派遣 寺本堂で経過観察

 さらに、豊中市では、13日から、車の中で接種ができるワクチンカーの派遣を始めました。

 この日の会場は、お寺。経過観察は、本堂で行われました。

 接種を受けた男性(30代):「病院とか行くのも、この時期、嫌やなと。近場でやってくれるのは、ほんまありがたい」

 政府は、13日、2回目のワクチン接種を終えた人の割合が全人口の半分を超えたと発表しました。

 10月から11月の早い時期には、希望者全員に接種が終わる見通しを示しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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