アフガニスタンで実権を握ったイスラム主義組織「タリバン」に抵抗を続ける反対勢力の指導者が「戦闘を停止する用意がある」とする声明を出しました。
北東部のパンジシール州を最後の拠点としてタリバンと戦闘を続ける反対勢力の指導者マスード氏は５日、声明を出し、「タリバンが攻撃をやめることを条件に戦闘を停止する用意がある」として交渉による解決に前向きな姿勢を示しました。いまのところ、タリバン側の反応はないとみられますが、これに先立ち、タリバンの報道官が「パンジシール州の州都に進攻した」と主張していました。
一方で、タリバンは新政権の樹立に向けて国内秩序の回復を目指していて、ＡＰ通信などによりますと、４日、国営のアリアナ・アフガン航空が首都カブールと３つの主要都市を結ぶ国内便の運航を再開しました。カブールの空港はアメリカの退避作戦後、閉鎖していましたが、先週からカタールなどの支援を受け、再開の準備を進めてきたということです。（06日11:52）
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