菅義偉総理大臣の“異例の行動”に一時、騒然となりました。来週に行われる方針の自民党の党役員人事を前に、永田町が慌ただしくなっています。

■総理自ら党本部へ 記者質問に「・・・」

 2日午後4時前、菅総理が自民党本部に入りました。人事を巡って憶測が飛び交うなか、二階俊博幹事長との会談に向かいます。

 この会談が決まったのは、1時間前のこと。総理が官邸に呼び出すのではなく、わざわざ、自民党本部に出向くのは異例のことです。

 総理が総裁選へ出ないと伝えるのではないか。憶測が急速に広まるなか、会談はわずか10分程度で終わりました。

 菅義偉総理大臣:「(Q.二階幹事長に出馬の意向は伝えたのか?)・・・」

 自民党幹部によりますと、菅総理は29日に行われる総裁選に出馬する意向と、6日に幹事長などの党役員人事を行うことを伝えたということです。

■総理周辺「人事難航の噂に怒って・・・」

 総裁選前という、異例のタイミングで行われる人事の刷新に、党内からは・・・。

 自民党・谷垣グループ代表世話人・中谷元元防衛大臣:「人事で釣るという方法もあるんですけど、これに対して、党員や国民どう見るか。おそらく辟易(へきえき)とするんじゃないかと思います。自民党は、新しい総裁のもとで、しっかりとした政治基盤のもとに、政策を実行していくと。そのような総裁選を実施すべきだ」

 「新しい総裁」を見据えた“菅おろし”とも取れる発言です。総理周辺からは・・・。

 総理周辺:「人事に難航しているという噂に、菅総理は怒っていて。予定通り、人事をする考えに変わりない」

■小泉大臣と会談 “選挙の顔”か注目

 菅総理は午前中、親しい関係にある小泉進次郎環境大臣とも会談を行いました。2日で4日連続です。

 ここでも、人事を巡る話が行われたのではとみられています。

 小泉大臣を巡っては、選挙の顔にもなる幹事長など、要職に起用されるのではないかと注目されています。

■岸田氏 総理人事“白紙化”の考えも

 人事について、岸田前政調会長はテレビ番組で、「自分が総裁になったならば、自分の思うしっかりとした人事を行う」と発言しました。

 菅総理の人事を“白紙化”し、再度人事を行う考えを示しました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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