硫酸でけがをさせて逮捕された男の動機が少しずつ分かってきました。被害者の男性に“呼び捨て”にされ、腹を立てていたことが分かりました。

 30日朝、検察に送られた花森弘卓容疑者(25)。

 東京・港区の白金高輪駅で大学時代の後輩の男性に硫酸をかけ、重傷を負わせたとされます。

 新たに分かったのはこんな供述・・・。

 花森容疑者(警視庁での供述):「学生時代に男性との間にトラブルがあった」

 沖縄県内の大学で2人は映画サークルに入っていました。

 この時のトラブルの中身は明かされていませんが、男性は2歳年上の花森容疑者から、こう怒られたことがあるといいます。

 被害者の男性(警視庁での説明):「サークルで友人らで一緒にいる時に『おい花森』と言ったら『花森じゃなくて花森さんだろ』と怒られたことがある」

 高校の同級生によりますと、花森容疑者は目立たないタイプだったといいます。

 高校時代の同級生:「意外と無口な子でしたね。ちょこちょこ、いじられてるようなイメージありましたね」

 そんななか、問題行動も・・・。

 中学時代の同級生:「女の子に彫刻刀というか刃物をニヤつきながら向けて、先生を交えて話し合いみたいな」

 理由は不明なものの、花森容疑者は沖縄の大学を退学。実家に近い静岡の大学に編入しました。

 花森容疑者を知る人:「『特待生にもなっているから、おかげさまで大学には通えるんですよ』って言ってましたね」

 サークルでトラブルになった2人にも一定の距離ができたはずでした。

 しかし、花森容疑者は先月、東京・六本木周辺で被害者の男性に接触。その際に「お前、以前、馬鹿にしていただろ」などと詰め寄ったといいます。

 一連のトラブルと事件には何らかの関係があるのか。警視庁は詳しく調べています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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