27日の重症者を年代別で見てみますと、40代から60代が多くを占めていますが、全体の1割ほどは30代以下の若い世代です。その若い世代を対象とした東京・渋谷のワクチン接種会場を取材すると、2000人以上が集まり、27日以上の行列ができていました。

 28日の東京都心は、最高気温が34.8度まで上がり、危険な暑さとなっていました。この暑さのなか、若者を対象とした渋谷のワクチン接種会場には朝から多くの希望者が集まっていました。

 先着順だった27日は、早朝から行列ができて混乱が生じ、東京都は急きょ、抽選方式に改めたのですが解消には至らず・・・。予定人数を超えて並んでも抽選の権利は得られるため、行列は27日よりも伸び、28日は会場から約800メートル先の原宿駅近くまでできていました。抽選券は2226人に配布されたといいます。

 男性:「結果としてこんな密になっちゃってて。副反応で体調を崩す人よりも熱中症になっちゃう人の方が多いんじゃないかな」

 スタッフ:「ラインかツイッターをフォロー頂いて、そちらから抽選券の当選番号を発表します」

 会社の先輩、後輩で並んだというこちらの2人。

 先輩:「ないですね・・・ないです」

 後輩:「ないっすね」

 先輩:「(Q.また抽選に並ぶ?)いや並ばないですね。確実性がほしいです、もう」

 一方、こちらは20代の夫婦。

 女性:「子どもが9カ月、10力月いるんですけど、それにうつすと何もできないので。私の実家に預けてきて、ここに連れてくると感染しちゃうと怖いので」

 28日に当選した人は354人で倍率は約6.3倍にもなったそうですが、奇跡的に2人とも当選した夫婦。接種のため再び会場にやってきました。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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