若い世代を対象に27日から始まったのが東京・渋谷に設置された予約なしのワクチン接種会場です。開始前から長蛇の列ができ、28日以降は一部で予約制、渋谷については抽選という形が取られるということです。

 若者も危機感は高まっているようです。

 27日から東京都では若者を対象としたワクチン接種センターの運用が始まりました。予約なしで接種できるとあり、多くの若者が長い列を作りました。

 30代:「早く打ちたいと思っていたんですけど、予約が取れないし」

 20代:「私みたいにお出掛けしたい人もいるなかで、打てるのはありがたいですね」

 いや、若者だけではありません。

 娘の付き添いで来た50代母:「(娘の)新学期が始まるので、こちらの方が確実に接種できると思って来ました」

 接種は東京都在住もしくは都内に通勤通学する16歳から39歳の人が対象です。ワクチンはファイザー社製で、接種券と身分証が必要です。

 東京都・小池知事:「若い人々の2割弱が否定的だというデータもありましたが、一方で、これだけ多くの若い人々が会場に集まったということは、若い人々の接種意欲は極めて高いことを示していると受け止めています」

 集まりすぎて混乱もあったようです。

 一日200人度を行うとしていましたが、想定を超える人が集まり、午前7時半には30人に達しました。

 そして、午前7時半には受け付けが終了。整理券を配布しましたが、間に合わなかた人も続出しました。

 間に合わなかった人(20代):「ワクチン接種のために仕事休みました」「ちょっとつらい」

 正午になり、接種が始まりました。

 先頭に並び、接種を終えた親子。父が頑張りました。

 父:「(娘)16歳なので、並ばせられないので私が代わりに並んで(昨夜)11時半から。16歳って、全くいつ打てるのかと不安あった」

 娘:「自分のためにやってくれてうれしい。ショッピングモール行けたらいいなと」

 都内での接種状況は12歳以上の2回目を終えた人が46%となっています。

 接種を終えた男性は受けるきっかけがありました。

 接種を終えた20代:「実家の家族が感染した。他人ごとだと思っていた節があった。自分にもかかるかもしれないと焦りがあった」

 27日は200人接種予定でしたが、300人ほどが接種を受ける予定です。こちらの会場では10月8日まで接種が行わる予定で、28日からは抽選にする方針です。

 接種を終えた人:「(朝)4時半ぐらい。自転車で(来た)」「始発前から並ばないと打てないのは、つらい」

 また、渋谷以外にも予約が必要な会場を増やす方針です。

 東京都・小池百合子知事:「都庁の『展望室』『乃木坂会場』加えると合計3カ所に。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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