東京・白金高輪駅で男性に硫酸とみられる液体をかけた男は現在も逃走を続けています。液体をかけられた男性は全治6カ月の大やけどをしていたことが分かりました。

 東京メトロの白金高輪駅。24日夜、会社員の男性が男に硫酸とみられる液体をかけられました。

 犯人は駅の改札を通り、地上に上がるエスカレーターで男性に液体をかけました。その後、現場からは北の方角にあたる古川橋の方面へと逃走したということです。

 公開された男の写真。右手に手袋をし、瓶のようなものを持っています。

 警視庁によれば、犯行直前は男性の真後ろにいて、右側から追い抜き、降りる直前、液体をかけたといいます。

 現場に居合わせた人:「男性は本当に顔中を包帯で巻かれて、非常に苦しそうな状況で運ばれてきていた」

 男性は顔や背中などに全治6カ月のやけどをしたといいます。

 高層ビルに直結する白金高輪駅。警視庁によれば、男性は普段からここを利用。

 24日も電車から降り、1つ上の階の改札を出ました。犯人はこれを追うようにエスカレーターに。ショルダーバッグから小瓶を取り出し、男性を追い越して液体をかけたのです。

 液体の種類は確定していませんが、専門家によれば、硫酸なら身分証などがなくても入手できるといいます。

 昭和大学薬学部・沼澤聡教授:「(目にかける等の行為は)非常に危険。実際に(液体が)目の中に入っているかどうかということですけれども、(目の)中に入っていれば当然、失明する可能性はあります」「(Q.液体をかけられた時の対処法は?)一般的に自分が仮にかけられたということになったら、何がかけられたのか分からないので、とにかく大量の水で洗うということです」

 現場では近くにいた女性も液体を踏んで転倒し、足をやけどしました。

 警視庁によれば、男は男性を完全に狙っていたように見えるといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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